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小田和正との忘れられない出会い 「君、背高いね」の言葉に面喰った バックバンドを長年務めた園山光博が明かすオフコースとの邂逅

中将 タカノリ 中将 タカノリ

1970年代初頭からサックス、クラリネットプレイヤーとして活躍し、小田和正さんのバックバンド「Far East Club Band」バンドマスターを長く務めたことでも知られる園山光博さん。

昭和の音楽やカルチャーがテーマのラジオ番組「中将タカノリ・橋本菜津美の昭和卍パラダイス」(ラジオ関西)10月3日、10日の放送回ではそんな園山さんがゲストに登場。番組パーソナリティーの中将タカノリ(シンガーソングライター、音楽評論家)と橋本菜津美(シンガーソングライター、インフルエンサー)とこれまでの活動や音楽への思いについて語り合った。

中将と園山さんは最近、共通の友人に紹介され知り合ったそう。神戸・新開地の洋食店で一緒に食事をしたり、中将が園山さんと元HKT46・安陪恭加さんのコラボライブを観覧するなどして急速に親交を深め、今回の出演に至った。

話題ははじめ園山さんの経歴について。中将が、「若くして大田裕美さん、杉田次郎さん、中村あゆみさん、角松敏生さんなど錚々たるアーティストのバックを担当した」と紹介すると「運が良かったんでしょうね。当時はジャズやビッグバンドの奏者はたくさんいたけど、ポップス、ロックに理解ある人は少なかった。僕はブルースバンドから音楽業界に入ったので、1970年代以降の新しい音楽に割と対応力があったんだと思います」と園山さん。

また初めてオフコースのライブに参加した際のツアータイトル曲『もっと近くにas close as possible』(1987年)の音源が紹介されると「初めてのコンサートで、この曲で舞台の幕が切って落とされるんですけど、その時に客席から悲鳴とも歓声ともつかないもの凄い声が聞こえたのを覚えてます」と懐かしく当時を振り返った。

園山さんがオフコースのバックメンバーに加わったきっかけは一本の電話だったという。「34歳の春に突然電話がかかってきまして『オフコースの事務所の大間と申します。今度、ツアーにサックスで参加しませんか?』とお誘いいただきました。それまでオフコースの音楽をあまり知らなかったので、自分が参加していいものかと業界人の知り合いに相談したところ『絶対にやりなさい!』と言われました(笑)」(園山)

初めて顔合わせに行った際も印象深い出来事があったそうだ。「後日、スタジオに来いということで行きますと、エレベーターを上がったところにベースの清水仁さんが座ってらっしゃいました。僕と仁さんはディスコが流行った時代に知り合っていたので『大間社長いらっしゃいますか?』とたずねると、鼻で笑うように『大間!社長やて(笑)』と。僕はそれまでオフコースのドラマーが大間ジローさんだということを知らなかったんです。またその後、スタジオの中に入るとキーボードの所に小田(和正)さんがいらっしゃったのでご挨拶すると『君、背高いね』と一言。なかなかシュールでしょ(笑)」(園山)。オフコースの面々の独特な雰囲気に面食らいつつも、その後40年近くも関係性が続いていることに感慨深い様子だった。

スタジオ・ミュージシャンとして順調にキャリアを築いていた園山さんだったが、1993年、40歳を迎えた頃「自分は何を目標に音楽を目指したのか?」と考え、作曲など自身のアーティスト活動をスタート。自身を中心とした園山バンドや、プロデュース活動を展開している。

番組の終盤ではそんな園山さんが今年10月3日に発表したプロデュース曲『愛の歌』を紹介。2003年に、当時、シンガーとして活動していた緋紗代さんの母親に頼まれ制作したものの、諸事情でお蔵入りしていた曲だという。「ドロドロした恋愛じゃなくて、心と心が繋がっていたいというシンプルな愛の歌なんです」と曲に込められた思いを語る園山さんに「年齢を重ねると女の愛の理想図はドロドロとわがままになってきます(笑)。でもこの『愛の歌』はそうじゃなくて、シンプルに愛し合っていたいという純な思いが伝わってくる素敵な曲です」と橋本さん。中将さんも「普遍的な愛の歌。最近はSNSのようなコミュニケーションツールは発達したけど、社会に愛が足りなくて叩き合いばかりしてる。こんな時代だからこそ多くの人に聴いて欲しい」と絶賛していた。

【園山光博さんプロフィール】
そのやま・みつひろ 1953年、東京生まれ。中学からクラリネット、大学からサックスを始める。1973年、野村修一らと「ハイジャック」を結成。翌年、RCAビクターからアルバム『DISCOTEQUE PARTY』でデビュー。その後、スタジオミュージシャンとして活動し、1987年、オフコースのAs Close as Possibleツアーに参加。オフコース解散後は小田和正のバックバンド「Far East Club Band」のバンドマスターを2012まで担当。近年は「園山バンド」など自身のアーティスト活動や作曲家、音楽プロデューサーとしても注目を集めている。
▽Xアカウント
https://x.com/saxsonoyama
▽ホームぺージ
https://sonoyama.simdif.com/

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