「16歳でパパになった僕の娘が16歳になりました」。高校1年生で父親になった男性が、16年後に迎えた親子の節目をInstagramに投稿しました。赤ちゃんの抱き方もあやし方も分からないところから子育てを始め、家族を支えるために同級生より早く社会に出て働いたといいます。投稿された動画では、長女の成長とともに、家族が歩んできた16年間が収められ、「16年間の歩みにリスペクトを覚える」「年齢ではなく愛が大切」といった声が寄せられました。
投稿したのは、5人の子どもを育てる「よしおファミリー」さん(@yoshiofam)。16歳で父親になった当時を振り返り、よしおさんは「若いせいなのかなぜか元気と根性があり、何も知らない未知な未来へ怖さもなく突き進んでいました」と話します。周囲に何を言われても、当時は前向きな気持ちが強かったそうです。
一方、家族を支えていた当時の生活については、こう振り返ります。
「16歳だと、周りの同級生はみんな学生です。その中で人よりも早く社会に出た自分は、いろんな厳しさを16歳で知りました。どんなに疲れていても、嫌になってしまうことがあっても、家族を支えるためには働かないといけない。それは娘がいたから、できたことだと思います」
赤ちゃんの抱き方も、あやし方も分からないところから、子育ては始まりました。よしおさんは、娘さんの存在を通じて、父親として家族を支え、守ることを学んだといいます。
それから16年が経ち、長女は、よしおさんが父親になった当時と同じ年齢を迎えました。よしおさんは、その心境をこう話します。
「無事に、何事もなく娘が成長したことに、まず感謝です。いま改めて振り返ると、『この年齢でよく親になったな!』と、自分で過去の自分を褒めてあげたいと思います!(笑)」
同時に、親になった今では、「16歳」という年齢への見方も変わったといいます。
「16歳って、親からしたら、まだまだかわいい子どもだと思います。なので、もしいま娘に子どもができたら応援してあげたい気持ちはありますが、一方でまだ僕のかわいい娘であってほしい気持ちの方が勝ちますね」
激動の16年間の子育てを、ともに支え合ってきたのは、1歳年上の妻の存在でした。時にはぶつかり合うこともあったそうですが、常に家族のことを最優先に考えてくれる妻に、よしおさん自身も幾度となく救われてきたといいます。
現在、よしおさん夫妻は5人の子どもを育てる大家族となりました。その中で、かつて赤ちゃんだった長女は、4人の弟妹たちを支える非常に頼もしい存在になっています。
「面倒見がよく、4人の姉としてしっかりしているので、もう1人の母親だなと思うほどです。それと同時に、母親である妻の後ろ姿をしっかり見て成長しているんだなと実感します」
投稿に多くの反響が寄せられたことについて、よしおさんは「たくさんの方が観てくれて、とてもうれしいです。『感動した』と言ってくださったり、温かい言葉をたくさんいただきました。子育てに悩んでいる人たちにも、コメント欄を通じてパワーを受け取ってほしいです」と受け止めています。
最後に、今まさに子育てに悩み、葛藤している親たちへ向けて、よしおさんは自身の経験からこのようなエールを寄せました。
「親になることに、早い遅いだの年齢なんて関係ありません。誰もが最初は初めてで、分からなくて当たり前なんです。子どもを育てる中で、きれいごとばかりではなく、疲れることも悩むことも当たり前なんですから」