「『それは爪を研ぐものではないのですよ』 と言うと、 『え!? そうなん?』 という表情をされてしまいました…。」
こんなポストをされたのは、京都市南区にある六孫王神社(@rokuson_shrine)さん。
茅の輪のしめ縄をくぐる瞬間を撮ろうと境内で待ち構えていたところ、近づいてきた猫がいきなり茅の輪でバリバリと爪研ぎを始めてしまった様子を収めた投稿です。
「それは爪を研ぐものではないですよ」と声をかけると、心底意外そうな表情を浮かべた猫の姿が思わずクスッとしてしまう一枚となっています。
「茅の輪に対する解釈が斬新すぎる」
「この表情が完全に予想外って顔してる」
「神社の猫様には敵わない」
「堂々と研いでるのがまたいい」
投稿にはさまざまな声が寄せられました。ポストをされた六孫王神社さんにお話を伺いました。
――六孫王神社について教えてください!
「六孫王神社は清和源氏の祖、源経基公をお祀りする神社です。鎌倉幕府を開いた源頼朝公の8代前のご先祖様にあたるお方です。JR京都駅から西へ歩いて15分のところにあります」
ーーこの猫ちゃんは神社に住みついている子なのでしょうか?
「猫ちゃん達はいつもどこからかやって来て思い思いの場所で過ごし、またどこかへ出かけて行きます。警戒心がとても強いので、なでさせてはもらえません」
――「それは爪を研ぐものではないのですよ」と声をかけた時の状況は?
「境内に茅の輪を設置しましたので、できれば猫ちゃんがくぐるところを写真に収めようと、境内の掃除をしながらずっと待ち構えておりました。猫ちゃんが茅の輪に近付いて来ましたので、やっと好機が訪れた!と思いカメラを向けると、バリバリと爪研ぎを始めたので予想外の行動に驚きました」
――「え!? そうなん?」という表情を見て?
「後から撮った写真を確認したとき、猫ちゃんが『え!? そうなん?』と言っているようで笑いました」
――猫ちゃんは普段、神社で過ごしているのですね?
「猫ちゃん達は、境内の真ん中でゴロゴロしていたり、江戸時代に建てられた石灯籠の中入って雨宿りしたり、桜の時期には花見をしているのかな?と思うこともあります。夜間の授与所の台の上も猫ちゃん達には人気(?)の場所です」
――茅の輪以外にも、思わぬ行動をしていたことはありますか?
「石灯籠に入っている猫ちゃんの姿は面白いです」
――参拝者の方の猫ちゃんたちへの反応は?
「参拝者の方々も猫ちゃんを見つけるとよく写真を撮っておられます」
六孫王神社さんは、「六孫王神社境内には猫ちゃんだけでなく、池や木がありますので鳥たちもやって来ます。京都の中では小さな神社ですけれども、花や緑に囲まれて訪れる人も動物も和んでいただける場所であればと思っております」と話してくれました。
茅の輪をくぐる瞬間を狙って待ち構えていたはずが、まさか爪研ぎとして認定されてしまうという予想外の展開、神社の猫ちゃんならではの自由気ままさが伝わってきますね。
警戒心が強くなでさせてはもらえないものの、石灯籠での雨宿りや夜間の授与所での寛ぎなど、境内のあちこちで思い思いの時間を過ごす猫ちゃんたち——次はどんな表情を見せてくれるか楽しみですね。