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京都のご当地カップ麺、全国進出で消えた「2文字」 味変わらずも「売れるため、致し方なく…」

京都新聞社 京都新聞社

 酒どころ・伏見の酒粕(さけかす)を入れて2025年1月に発売されたご当地カップ麺「京都伏見 酒粕ラーメン」が、全国進出を機に25年秋から商品名を変えて「京都伏見 鶏白湯(ぱいたん)ラーメン」になった。「酒粕を使った吟醸感漂うスープ」は変わらないのに、なぜ商品名から「酒粕」が消えたのか…。

 「京都伏見 鶏白湯ラーメン」が店頭にずらりと並ぶ。名前を変えて、25年11月、リニューアル発売した。

 スーパーや土産物店を中心に全国販売を開始。中でも地元の京都府内では人気が高い。スーパーマツモト向日店(京都府向日市)では1か月で150個ほどが売れ、「上々」という。

 もともと25年1月発売の「京都伏見 酒粕ラーメン」は、玉乃光酒造(京都市伏見区)と京都市観光協会が、カップ麺製造のヤマダイ(茨城県)と連携して開発。関西限定で売り出した。

 玉乃光の板状の酒粕を粉状にした「酒粕パウダー」をスープに配合。純米酒の酒粕そのままの風味を味わえる。

 好評を受けて全国販売が決まり、試食や改良を重ねた。ヤマダイの担当者は「酒粕の量は変えていない。鶏白湯の風味を強めたが、味に大きな変化はない」と説明する。

 では、どうして商品名から酒粕が消えたのか。理由は首都圏で酒粕のなじみが薄いことだという。「酒粕は関東の人には敬遠されてしまう。売れる商品にするためには、致し方なくて…」とヤマダイ。

 玉乃光酒造の酒粕事業部プロジェクトリーダーの山川結さんは横浜市出身。酒粕を食べたことはほとんどなかったという。「商品名からなくなったのは残念。でも、関東に酒粕の文化を広める第一歩にしたい」

 玉乃光やヤマダイが京都駅で開いた販促イベントでは、観光客らが手に取り、1時間に60個が売れた。「京都土産の新定番を目指したい」。1個300円前後。

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