2026年2月、雪が降った東京・井の頭公園のベンチに“雪ムーミン”が現れ、公園を訪れた人たちを和ませました。井の頭公園に雪ムーミンが現れたのは、今回で2度目。ベンチの上にちょこんと佇む姿に、多くの人が足を止め、「かわいい」「癒やされた」といった声が上がりました。作者がXに投稿した写真には「あんただったのか」「次回も楽しみ」といったコメントが相次ぎ、現地で撮影した写真も多く投稿されるなど、大きな反響を呼びました。
きっかけは「雪だるまを作りたくなる気持ち」
写真をXに投稿したのは、雪ムーミンの作者・ゆたさん(@titiyuu)。雪でムーミンを作り始めたきっかけについて、ゆたさんは「皆さんが雪だるまを作りたくなる気持ちと同じです」と話します。当初はベンチに座っている人を作ろうとしていたそうですが、試行錯誤の末にムーミンの形に落ち着いたといいます。井の頭公園を選んだのは、自宅から近く普段から親しみのある場所だったからだそうです。
朝5時から昼過ぎまで、ヤスリ1本で制作
制作は朝5時から昼過ぎまで、道具はヤスリ1本のみ。雪をかき集めて固め、少しずつ削りながら形を整えていきます。特に大切にしているのは「まるみ」で、ムーミンを忠実に再現するというより、自分の好きな丸みのある造形をムーミンというモチーフを通して表現している感覚に近いそうです。
完成した雪ムーミンには、子どもから大人まで自然とやさしい表情になる人が多く、「毎年の恒例行事にしてほしい」という声も寄せられたといいます。前回を覚えていた人が「雪が積もったから来た」と訪れることもあったそうです。雪像である以上、悪気なく触れた人が崩してしまうこともあり得ますが、そんな時はどうするかとの問いに「とりあえず笑顔になると決めています」と答えます。
数日後、姿を消した雪ムーミンについて「あたたかい季節がくる前に早めに谷へ帰りました」とゆたさんから報告が―。詳しい背景は「企業秘密です(笑)」とのことですが、また雪の季節が訪れれば、井の頭公園に遊びに来るかもしれません。
最後に、次の雪ムーミンを楽しみにしている人たちへ、こんなメッセージを寄せました。
「今年も雪ムーミンにご縁を持ってくださった皆さん、本当にありがとうございました。井の頭公園はぼくのお気に入りの散歩コースです。そんな思い入れのある公園で話題にしていただけて、本当にうれしいです。皆さんの心のなかにある『雪だるまを作りたくなる気持ち』を大切に!」
▽ゆたさんのInstagram
ゆた -titiyuu-/@yuta_titiyuu_ganger