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明治時代の京都の街や食事風景、どんな様子だった? 120年以上前の撮影映像を無料公開

京都新聞社 京都新聞社

明治期の京都などを撮影したとみられる貴重な映像が、国立映画アーカイブ(東京)のウェブサイト「映像でみる明治の日本」で公開されている。京都の街並みや踊りを写したもののほか、京都で日本初の映画試写実験を成功させた実業家・稲畑勝太郎が映り込んだ映像も含まれる。

映像は仏リュミエール社が1897~99(明治30~32)年に日本各地で撮影した29作品。「家族の食事」には、右端に座り茶を楽しむ稲畑の姿が残る。稲畑は京都出身の実業家で、染色事業の近代化にも貢献した。仏リヨンに留学、1895年に撮影兼映写機シネマトグラフを発明したリュミエール兄弟と親交を深めた。97年、日本に同機を持ち帰り、元立誠小(京都市中京区)の場所で映画試写を行った。

「京都の橋」では、高瀬川に架かる四条小橋のにぎわいを記録した作品で、木屋町通側から河原町通方面にカメラが向けられ、人々の往来が1分間の映像に収められている。「神社の出口」は、八坂神社という説があるが、門の造りなどから北野天満宮とみられる作品。明治期の境内の姿を知る手がかりとなる。

京都以外にも「蝦夷のアイヌ」「東京の通り」といった映像が見られ、明治の街並み、農村の風景、鉄道などを知ることができる。

同アーカイブの担当者は「明治時代の映像はそれ自体が貴重な文化遺産。京都の作品では、撮影場所と現在の風景を比べて楽しむだけでなく、明治の人々のしぐさや振る舞いにも注目してほしい」と話す。

公開映像は、1960年に仏政府が東京国立近代美術館に寄贈したフィルムを基にしている。

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