オオカミのように精悍な顔立ちに、澄んだブルーや氷のように淡い瞳。シベリアン・ハスキーは、その圧倒的な存在感とは対照的に、人が大好きでフレンドリーな性格というギャップを持ち、多くの人に愛され続けている犬種です。
そんなシベリアン・ハスキーにまつわる、思わず二度見してしまう光景が、いまXで注目を集めています。
「これハスキーあるある? 食器棚とか食洗機とか冷蔵庫とか開けると必ず屋根にしに来るのなんなの? うちの子特有なの?」
こんなコメントとともに投稿された写真に写っていたのは、黒と白の被毛をもつ「ルーナ」ちゃん(3歳・女の子)と、シルバーと白の被毛をもつ「レオ」くん(1歳・男の子)の姿でした。
食洗機の下にすっぽりと潜り込み、前足をぐーんと伸ばすレオくん。さらに、食器棚の下に入り込み、前足にアゴをのせてくつろぐルーナちゃん。どちらも安心しきった表情を浮かべ、狭い空間がよほど心地よい様子です。
この投稿は、5.7万件を超える“いいね”を獲得しました。思わず「どういう状況?」と気になってしまうこの光景。撮影時の様子について、飼い主であるXユーザーのルーナ レオさん(@Luna_husky0603)に話を聞きました。
2匹同時にインは初めて! 束の間のショットの裏側
ーー撮影時の状況について教えてください。
「夫が食器を片付けているとき、キッチンにふと目をやると2匹が食洗機の下と食器棚の下に入っていました。レオはよく飼い主のあとをついてきます。棚が開くのを待っているわけではないのですが、その場にいるタイミングで棚を開けると入ってきますね。棚はすぐに閉じます。冷凍庫も開けると涼みに下に入ってくるんですが、さすがに開けっぱなしはできないので『ごめんねー』と言いつつ閉めます」
ーーこの光景を見た感想は?
「2匹同時に入っているのは見たことがなかったので、なんだか微笑ましくなってしまいました」
ーーこのあと、どうなったか教えてください。
「レオはすぐに出てきていました。ルーナはそのまま、しばらく寝ていましたね」
ーー大きな反響を呼びましたが、どのように受け止められていますか。
「意外と他のおうちの子も同じような行動をする子が多くて、共感してもらえたのが嬉しかったです」
ーールーナちゃん、レオくんはどのような性格ですか。
「ルーナは、ハスキーらしくなくとてもおとなしく、ひとりで過ごすのが好きです。ささみのお肉を湯がきだすとテンションが上がります。レオは、遊ぶのが大好きで悪さも大好き。甘えん坊で、気づくと飼い主の後ろにいることが多いです。息子と遊ぶのが好きで、戦いごっこではよく悪者役に抜擢されています」
リプライ欄には、「うちもやります(笑)」「うちにも食洗機を屋根にするやつがいました!」「うちの子だけかと思ってました。ハスキーあるあるなんですかね…?」といった共感の声が続出。棚の下など、狭い場所に潜り込んでくつろぐシベリアン・ハスキーの写真を添えて投稿する飼い主さんも多く見られました。
さらに、「横穴を寝ぐらにしていた先祖の血が騒いでいるのでは」「帰巣本能ですね。洞穴とかに住む習性に基づいてのものです。オオカミに近い本能を持つ柴犬やハスキーに多く見受けられます。落ち着くんでしょうね」「うちのハスキーも同じことします…安心してください」といった“考察”も寄せられ、投稿者への温かなアンサーが広がっています。