「米不足?安心して、V系バンドマンが作ってるから」
こんなポストをされたのは、魅影【曇りのち、】(@k_n_mikage)さん。V系らしい華やかな見た目とは一転、田んぼでトラクターを乗りこなす姿が大きな話題に!
「ギャップがすごすぎて応援したくなる!」
「ライブと収穫祭、どっちも行きたい!」
「お米作りまでしてるなんて尊敬する」
「日本武道館でお米投げちゃう未来見える…」
V系バンドの活動をしながら農家としての顔も持つ魅影【曇りのち、】さんにお話を伺いました。
ーー普段はどのような音楽活動をされているのでしょうか?
「『曇りのち、』というバンドでドラムを担当している魅影といいます!V系バンドでの活動自体は学生時代から続けていますが、現在のバンドは今年の9月に始動したばかりです!
サブスクに楽曲を配信したり月に4〜5本ライブハウスに出演するなどの活動をしています!
お米が獲れるのもあるので、毎年秋には『収穫祭』としてご飯を振る舞うワンマンライブも行っています」
ーー米作りを始められたきっかけは?
「実家が農家で長男なのもあり、もともと父の手伝いを少しする程度だったのですが、若くして父が亡くなってしまい、農業を終わらせるのは嫌だったので継ぐ決断をしました!」
ーー派手なステージ姿と、田んぼで作業する姿のギャップが大きいですが、ご自身ではどんなふうに感じていますか?
「ライブ中はたくさん見てー!と目立ちたい気持ちが強く、見た目も派手な髪色にしますが、農作業中は恥ずかしい気持ちが強いです(笑)。
田んぼが道路沿いの土地にあり、車の中から視線を感じる事も多いですが、見ないでー、、、と心の中で叫んでます(笑)」
ーー米作りは、実際、大変なお仕事でしょうね。
「お米作りをイチから始めて大変だったことは、自分の田んぼを覚えることだったかもしれません(笑)。 ある程度おばあちゃんに教わりながらやっていましたが、いざひとりで田んぼに行くと、、、間違えて隣の田んぼを耕してしまったこともありました(笑)。 あと虫は今だに苦手です。
作業内容ですと稲刈りがいちばん大変です。何時間も真夏の外にいることになりますからね。ただ、楽しいこともたくさんあります!メンバーやお友達が手伝いに来てくれると助かるし楽しいです。作業後は庭でバーベキューしたりと楽しい思い出も多いです」
自身の育てたお米を通してどんな思いを届けたい?
ーー「米不足」と話題になっていますが、ご自身の育てたお米を通してどんな思いを届けたいですか?
「数年前までお米の卸値は30キロ4500円〜7000円。機械の値段は高い物で1000万超え。今のお米の値段は高すぎると思う反面、機械の値段や作業内容を考えると妥当なような、、、複雑な気持ちです。
安かった頃は気にならなかったと思いますが、とんでもなく大変な作業をしてお米はできているんだなと、たまに思い出して頂けると嬉しいです!」
ーー「農家バンドマン」としての反響は、ファンの方々からも?
「ファンの方々からは差し入れで日焼け止めや熱中症対策グッズを頂いたり昔からたくさんの愛情を注がれています。毎年お米楽しみにしていますとお声を頂いてバンドも農業も頑張れています。みんな宝物です!」
ーー音楽活動・農業活動で今後挑戦してみたいことは?
「ここまで目を通して頂きありがとうございました。農業活動はこれからもこのまま続けて美味しいお米を届けて皆さんが笑顔になってくれたらそれで充分です!
音楽活動では全バンドマンの夢、日本武道館でのライブを目指してこれからも最高な楽曲、ライブをお届けしていきます。応援よろしくお願いいたします!」
ステージでドラムを叩く姿も、田んぼで汗を流す姿も、どちらも本気で心打たれますね!「農家バンドマン」として挑戦を続ける魅影さんの活動に、今後ますます注目が集まりそうです。