tl_bnr_land

ボソボソでゆがんだチョコケーキが→18年後にはプロ級の仕上がりに 独学で重ねた試行錯誤に称賛と共感の声

そんでなライターズ そんでなライターズ

Xに投稿された2枚のチョコレートケーキの写真が注目を集めています。どちらも同じ人物が作ったもので、1枚は2007年、もう1枚は2025年の作品。18年にわたる独学の成果が一目で伝わる“ビフォーアフター”に、SNSでは驚きと称賛の声が上がりました。

投稿主は、SNSで手作りのお菓子を発信している杏仁豆風さん(@sweet_s_teews)。お菓子作りを始めたきっかけは「明確には覚えていない」と話しますが、独学で試行錯誤を重ね、技術を磨いてきました。投稿には「#独学でここまで成長したから一緒に頑張ろう」と添えられ、共感を呼んでいます。

独学を始めた頃は、クリームが緩すぎて形が保てなかったり、チョコレートを加えるとボソボソになってしまったりと、思い通りにいかないことが多かったといいます。

ところが今では、滑らかで美しい仕上がり。艶やかなチョコレートの表面は、見ているだけで甘い香りが漂ってきそうです。

「クリームの状態を見極められるようになったことが、大きな変化だと感じています」(杏仁豆風さん)

とはいえ、ここまでの道のりは順調だったわけではありません。

「スポンジやマドレーヌが膨らまずぺたんこになったり、パウンドケーキが詰まったような食感になったり、ゼリーが固まらなかったり…失敗は数えきれません」(杏仁豆風さん)

中でも印象に残っているのが、ロールケーキ作りでの出来事です。巻いた瞬間、スポンジがパックリ割れてしまい、完成を諦めかけたものの、割れた部分を重ねて通常のケーキとして仕上げたそうです。失敗のたびに原因を探り、自分なりに工夫してきたといいます。

「独学だと客観的なアドバイスがないぶん、原因が分からず悩むことも多いです。でも、その分、自分で試行錯誤して解決できた時の達成感は大きいですね」(杏仁豆風さん)

情報収集の方法も工夫しました。

「SNSでは多くの方の作品や制作過程を参考にさせてもらっています。YouTube動画は、手の動きや道具の使い方を視覚的に確認できるので特に役立ちました」(杏仁豆風さん)

材料や道具は、製菓・製パン材料のECサイト「Cotta」をよく利用しており、掲載レシピや製菓情報もヒントになっているそうです。

今回のチョコレートケーキで最もこだわったのは「温度管理」でした。

「お菓子は温度のちょっとした違いで仕上がりが変わります。クリームやチョコは温度によって扱いやすさや仕上がりが全く違うので、様子を見ながら調整しました。特にドリップの温度やかけるタイミングは慎重に見極めました」(杏仁豆風さん)

こうして完成したケーキは、見た目も味も自信を持って人に贈れる一品に。お菓子作りは杏仁豆風さんの生活にも大きな変化をもたらしたといいます。

「丁寧に向き合うことの大切さや、失敗から学ぶ楽しさを知りました。家族や友人に喜んでもらえたり、SNSで温かい言葉をいただけたり、新しいつながりもできました。気づけば日々の心の支えになっています」(杏仁豆風さん)

まいどなの求人情報

求人情報一覧へ

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース