高校の頃に描いた一本線の絵を発掘→なぜか共感続出 「同じようなことしてた」「芸術作品として出せそう」

山脇 未菜美 山脇 未菜美

「高校の頃、暇過ぎてずっと線描いてた…これ一本の線」。そんな言葉とともにX上に投稿された絵が注目を集めている。B5の紙には、グネグネに描かれた線がぎっしり。SNS上では「小学生の時、同じようなことしてた」という共感のほか、「芸術作品として出せそう」「ある意味才能」などの声が寄せられている。

描いても描いても空白が埋まらない…

投稿したのは、京都精華大学で芸術を学ぶ4回生の男性。一本線の絵を作ったのは、高校3年の冬頃。当時は期末テストの最中。勉強が苦手だったため、10分ほどでテストを放棄し、余り時間に退屈しのぎに描き始めたという。

「元々一本線でグネグネ描くのが好きで、気付いたら書き始めていました(笑)高校卒業までに何か小さなことでも成し遂げたい!という気持ちから空白を線で埋ようと思い立ちました」と説明する。

制作期間は、期末テスト期間から卒業間際までの約1カ月。左下からスタートし、授業中に少しずつ書き続け、最終登校日の数日前に完成した。「描いても描いても空白が埋まらなかったので、卒業までに全て埋め切れるかが不安でした。腱鞘炎になりかけました」と男性。「ゴールは…右上らへんだったような?」

絵はクローゼットにしまっていたが、3年越しに発見。Xに投稿すると、大反響となった。意外にも同じようなことをやっていた人も多く、「貴重な青春の1ページ」「もう一回、これやるくらい暇になりたい」「古い会議室の天井の模様だ」などの声が集まった。

そんな男性は現在、コマ漫画を執筆中。「夢は、好きなことを中心に生きていくことです。絵を描くのも好きですが、散歩や写真を撮ることも好きなので、そういったことを形にして生活できればうれしいです」と話した。

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