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飼い主が重いリウマチ 持病を持つ15歳のトイプーの明日が見えない 幸せな晩年を目指して出会いを待つよ

松田 義人 松田 義人

15歳のトイプードルのナナちゃんは知的障がいがある60代の女性に飼われていました。この15年間で多くの「本来ならしなくて良いはず」の経験をしてきました。

飼い主の実弟に強制的に近親交配をさせられ複数回の出産を経験。肉体に大きな負担がかかる中、晩年には乳腺腫瘍も見つかりました。

トイプーの行く先を思い実姉が団体に相談

飼い主の女性はそれでもナナちゃんをかわいがっていましたが、ひどいリウマチを患い、ワンコのお世話が難しくなってきました。

事情を知っている飼い主の女性の姉は「私が代わりにナナちゃんのお世話をしたい」と思いながらも、自身も高齢であること、経済的な面でお世話を維持できる自信がないこと、そして何より妹の飼い犬を取り上げるようで気が引け、ナナちゃんを引き取ることができずにいました。

しかし、ナナちゃんも重篤な持病を抱えたハイシニア犬です。このままではナナちゃんにとっても不幸なままだとして、福岡県のボランティアチーム、わんにゃんレスキューはぴねすに相談。保護してもらい、新しい家族を探すことを依頼したのでした。

ハイシニアと持病を持ちながらも驚くほど元気

団体はナナちゃんの保護を承諾。保護後、預かりボランティアさんがそのお世話をすることになりました。

保護当初のナナちゃんは、事前に聞いていた話の割に、驚くほど元気でした。15年間寄り添った飼い主と離れる大きな変化、そして重篤な乳腺腫瘍という持病を抱えながらも、嬉しそうに駆け回り、先住犬ともすぐに仲良しに。

また、ドッグランでも元気に走り回り、帰ってきたらエサもいっぱい口にします。ここまで波乱万丈な犬生を送ってきたナナちゃんですが、過去を感じさせぬほどの嬉しそうな笑顔を浮かべてくれるようにもなりました。

いつか必ず赤い糸をたぐり寄せてね!

ナナちゃんの15歳という年齢や健康問題を考えると、現実的には残された時間は限られています。しかし、ナナちゃんの余生が豊かで愛に満ちたものにするため、団体では里親募集をスタートしました。

現時点ではまだピッタリの里親さんとのマッチングは果たせていませんが、ここに来て犬生を明るいものに転じたナナちゃんです。そう遠くない時期に、ナナちゃんが赤い糸をたぐり寄せ、さらに幸せな晩年へと導いてくれる「最後の家族」と結ばれることでしょう。

わんにゃんレスキューはぴねす
http://happines-rescue.com/

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