「家族5人、1週間の食費約1万円って高いですか?」 夫からの“文句”に、妻への称賛が続々「節約上手」「ご主人が1回やってみたらいい」

太田 真弓 太田 真弓

「昨日、1週間の食料品を買い込んだのだが…1週間、約1万円って高いですか?(米、調味料抜き)」

夫から食費について「高い!」と言われたAさんが疑問をThreadsに投稿。大きな反響があり、その金額におさめる大変さを知る人々から労る声が集まりました。

Aさんは小5、小4、小1の3人のお子さんと旦那さんの5人家族。正確には1週間1万円でお釣りが出る食費でやりくりしているそうで、昼食は子供が冬休みの間のお弁当と、Aさんの仕事の日のお弁当込みの金額だそうです。

「このご時勢週1万円はやりくり上手だと思います」
「決して高くないと思います。育ち盛りのお子さんいるんだから」
「安いです!!!!むしろお買い物内容やコツを伝授いただきたいです」
「週3回買い物、毎回3、4千円。ちょっと果物やお肉買うとそれ以上になります なんでもかんでも値上がりで困りますね」
「うち同じような家族構成で週1万7千~2万だわ」

投稿には、称賛のコメントが続出しました。それと同時に理解がない夫に対して、

「一度旦那さんに一週間分買い物してきて貰いましょう」
「旦那さん、あなたの奥さん節約上手だよ!と言いたい!」
「飲みに行けば一万なんてあっという間に飛んでいくのに…」 

聞いたところ、なんと旦那さんは全国でも名の知れたスーパー勤務なのだそう。野菜の値段をはじめ様々な商品の価格が上がっていることをご存知のはずです。

Aさんにお話を聞きました。

カレーが出来る材料の野菜を買うのがコツ

――食費についてフツフツと思うところがあったのですね。

私も以前スーパーで働いていまして、そこの従業員からよく「子供いるでしょ?もっと買いなさい」と言われ、世間一般的に食費がいくらだったら安いのか気になりまして、投稿を始めました。

――いつも1週間分まとめ買いを?

8割の食品をまとめて1つのスーパーで買いまして、米やパンなどは切れたらその都度、買うようにしてます。

――買い物に行く店は決まっていますか?

元々勤めていたスーパーで買っています。

――お肉やお魚、野菜を買う値段の目安や決め手は?

お肉メインで買っています。鶏肉ですと、運が良ければ割引商品を、なければ100g120円ぐらいを限度に買っております。牛肉と豚肉は小間切れを中心に買います。基本的に野菜はカレーが出来る材料しか買わず、あとは、きのことキャベツともやしくらいです。

――どういったメニューを作ることが多いですか?

金曜日はカレーに、あとはポトフ、肉じゃが、焼き鳥丼、親子丼など色々と工夫しています。焼き鳥丼はよく作りますね。味醂と酒と濃口醤油で味付けして丼にするパターンが多いです。自分の弁当には、ゆで玉子や冷凍食品をよく入れています。

――卵、お豆腐、納豆などのタンパク質類は?

納豆は基本、夫が買ってくるパターンが多いです。卵は夫が発注担当らしく、たまに「〇〇円があるよ」(ほとんど税抜き198円)とか「卵、値段上がるよ」という情報を聞き、最安値で買うようにしています。

――役立つ情報を共有してくれるのですね!旦那さんは1週間どのくらいの金額であれば納得がいくと?

いくらじゃなくて、1週間で冷蔵庫が空っぽになれば良いみたいです。

――その量が買い物の指標になっているのですね。ちなみに食費を抑えたいと言いつつ旦那さんが飲み会に行くそうですが、月何回くらい参加を?

多いときで月5回ぐらいで、そのうち3回ぐらいは自己負担無しです。1回あたりの予算は約5000円です。

――ということは飲み代がひと月約1万円…。Aさんは外で息抜きなどは?

よくマクドナルドのコーヒーを飲んだりしてます。コーヒーをおかわりしたいときはミスタードーナツに行ってます。

――それは金額的に大分差が…。みなさんコメントされていましたが、本当にやりくり上手だと感じます。

いつもの行いをちょっとお尋ねしてみましたが、こんなにバズるとは思ってもいなかったです。過去一のお褒めの言葉などありがとうございます。最近は高くて約8000円でやりくりしています。私の日々の節約術を発信していければいいなと思っています。

◇      ◇

Aさんは、1週間の献立について「月曜日→クリームシチュー、火曜日→豚の焼き肉丼、水曜日→牛玉丼、木曜日はまだ決まってなくて、金曜日はカレー。予算少ない関係で1品料理だけど、子供たちは何も文句言わずに食べてくれる こうして見ると、どんぶりモノが多いな…(笑)」とも投稿。確かにカレーの材料として買う野菜をうまく消費していけそうなメニューです。

止まらぬ物価高で、2、3千円の気持ちで買い物するだけで4~5千円になることもざらです。食費は家族構成や食べ物の嗜好によっても大きく変わり、家計の中でも大きな割合を占めます。調査(※)によると、2025年の家計において食費は、物価高に関わらず「今年と同程度の食費を維持したい(54%)」、「節約のために食費を削減したい(27%)」という結果に。

節約せざるを得ない状況ですが、子供たちの健康と成長を考えると、悩ましいのも事実。「健康やメンタルにも影響が出る部分なのである程度増やさず減らさず、現状維持したい(30代・女性)」「価格が高騰しているので、これまでの食費を維持するのは不可能だと思っています。ある程度、おいしいものも食べたいので、節約&豪華のメリハリをつけたいです(40代・女性)」という声も。

節約は大事ですが、その場合は家族の協力なしではできません。以前の予算の感覚で月〇万円でといった負荷を家族にかけていないか、かけられていないか…。現状の物価が高騰し続ける状況と向き合って、家族で考えてみるのも大事ではないでしょうか?

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