【漫画】「チラシ500枚配るまで帰れない」凍える新人アルバイトを救ったのは…「ステキな大人っているんだ」優しい一言に広がる感動

海川 まこと 海川 まこと

学生時代に、まだ右も左も分からない初めてのアルバイトでつらい経験をした人は多いのではないでしょうか。新人バイトは「なんでこんなことしてるんだっけ?」と疑問が頭をよぎっても、ひたすら指示された業務に打ち込むしかない弱い立場です。

そんなつらさを実体験をもとにユーモアたっぷりに描き、X(旧Twitter)で話題になったのが、かっぱ子@ゆるブラック企業漫画さんの漫画『「大学時代のバイトでカッコいい大人に出会った話』です。

大学生のかっぱ子さんは、「オシャレそう」という軽い憧れでカフェのバイトを始めます。しかし仕事に厳しい体育会系の店長から命じられたのは、おしゃれからほど遠いチラシ配りでした。しかも「500枚配り終わるまで戻らないように」というパワハラともとれるような指示も追加されます。

2月の極寒の中、社会の厳しさをひしひしと感じながらチラシ配りを続けるかっぱ子さんは、ある人物の視線を感じていました。その人物とは、隣の人気カフェの店長です。

チラシ配りをするかっぱ子さんをチラチラ見ていたかと思うと、最後にはかっぱ子さんに近づき、話しかけます。「営業妨害だと怒られるのでは」と焦ったかっぱ子さんですが、店長が発した言葉は「私ももらっていい?」という意外なものでした。

人気カフェの店長は、さらに「他のスタッフにもあげたいから」と、かっぱ子さんの持っていたチラシをすべて受け取り「寒いから風邪ひかないように!」と、天使のような笑顔で去っていきます。“凍死寸前”のかっぱ子さんを救ってくれたさりげない優しさに「ステキな大人っているんだ!」と、大学生のかっぱ子さんは感動します。読者からも「店長さん素敵すぎる…!」「感動!」など、人気カフェの店長を称賛する声が上がっていました。

作品のもとになった実体験について、作者のかっぱ子@ゆるブラック企業漫画さんに、詳しく話を伺いました。

ー卒業までカフェのバイトを続けられたとコメントで書かれていましたが、どれくらいの期間働いていたのでしょうか?

3年間です。

ーチラシ配りは、カフェでバイトを始めてから、どれくらいの頃にご経験されたのでしょうか。また、その後も、何度かチラシ配りはされたのでしょうか。

4月からアルバイトを始め、その年の12月だったと思います。手が空いてお店が暇な時に行っていました。

ーホール担当でバイトを始めたとのことですが、実際は何の業務を担当されていましたか。また、それはどのように決まったのでしょうか。

ホール、レジ、テイクアウト、調理など、ひとつ覚えたらまたひとつ新しいことを覚えていき、最終的には一部食材の発注まで任され、ほとんど全ての業務をおこないました。私以外のバイトも全員が全ての業務をおこなっていましたね。

ーアルバイト先の店長は、体育会系の厳しい方だったようですが、店長はずっと同じ方だったのでしょうか。また、アルバイトを続ける中で、店長との関係性になにか変化はあったのでしょうか。

厳しい店長は売上で賞をとるなど優秀でしたので途中で栄転しました。店長との関係性は特に変化はなかったのですが、仕事を覚えると怒鳴られたり小突かれたりすることはなくなりましたね。

ーこれからバイトを探そうとしている大学生に向けて、なにかメッセージがありましたら、お願いいたします。

ほどよくがんばってください。

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