「第1志望の高校合格したら犬迎えていいよ」茶色かった子犬…成長したら別犬!? 嬉ションしちゃう甘えん坊に

梨木 香奈 梨木 香奈

2020年4月5日、X(旧Twitter)ユーザー・雑種犬チャロさん(@charosan222)のおうちに、小さな女の子の保護犬が新しい家にやってきました。

その子の名前は「チャロ」ちゃん。家族にとって、チャロちゃんは特別な存在として迎えられました。

「2011年1月11日に、先代犬が虹の橋を渡りました。とてもさみしくてたまらず、またワンちゃんを迎えたいと思うように。でも、悲しみに暮れていた両親からは了承を得ることができませんでした。そうして10年の月日が経ったころ、両親は『じゃじゃも許してくれるだろう』と考えるように。私が第1志望の高校に合格することを条件にワンちゃんを迎えてもいいと言ってもらうことができたのです」

その後、飼い主さんは無事、志望校に合格。家族で話し合い、「迎えるなら保護犬を」と決めて、SNSで里親募集の情報に目を通し始めました。

「チャロは、きょうだいとともに里親さんを募集されていました。両足に靴下をはいているような柄があり、お顔の中央が黒く、あどけない表情がたまらなくかわいらしくて……。ひと目で心を奪われたのです。両親に報告して遠方までお迎えに行きました」

こうして生後2カ月のとき、チャロちゃんは家族の一員として迎えられました。

家族に笑顔を届けるチャロちゃん

新しいおうちで、新たな犬生のスタートを切ったチャロちゃん。元気いっぱい、愛くるしいチャロちゃんの仕草や行動は、家族に笑顔をもたらしました。

「お迎えしたころは、服従心が強かったように思います。家族が帰宅したり、来客があったりしたとき、おなかを見せてよく『嬉ション』をしていました(笑)。最近は少し落ち着いてきましたが、今でも父にはおなかを見せていますね」

また、チャロちゃんは、子犬時代から家族の言葉を理解しようと懸命に聞き入っていたといいます。

「こちらの意図を理解して行動しようとしているのがわかりました。家族の一員になろうと努力してくれているようにも感じられてとても胸を打たれたのを覚えています」

飼い主さん家族に寄り添う姿勢を見せていたチャロちゃん。それは、人懐こい性格にも通じるものがあるようです。

「散歩をしていると、ワンちゃんより人間に興味を示します。通りがかりの人に、おなかを見せようと近づくことも(笑)。小さなころからほとんど吠えたことがなく、物静かでとてもかしこい子だと思います。あまりにおとなしいので、おうちのなかでどこにチャロがいるのかわからなくなることもあるほどです」

そして、チャロちゃんはとても芸達者! おすわりをはじめ、さまざまなコマンドもすぐに覚えたといいます。

チャロちゃんとの未来「これからも笑顔を届けてね」

チャロちゃんは、現在4歳になりました。

成長するにつれて、黒っぽかった耳や鼻まわりの色はだんだんと薄くなり、濃い茶色だった体の被毛も明るくなっていきました。Xでは、チャロちゃんの見た目が大きく変化したことについて驚く声も。飼い主さんは「パピーを通り越すといつの間にか別の犬になってました」とユーモアたっぷりに答えています。

そして飼い主さん家族の生活は、チャロちゃんを迎えてから大きく変化したといいます。

「チャロはドライブが好きなので、一緒に遠出することが増えました。家にこもりがちだった家族も、チャロのために車を出したり、ドライブグッズを買ったりして行動的に。出先でも散歩をして、健康的に過ごすことが増えました」

チャロちゃんとともに、笑顔あふれる日々を過ごして来た飼い主さん。来年、仕事のために実家を離れることになったそうです。

「私たち家族にとって、チャロの存在は寂しさなどの感情を前向きに変えてくれる力強さがあるように感じています。チャロは、たくさんの笑顔をもたらしてくれる大切な家族。これからも末長くともに歩んでいきたいです」

優しい飼い主さん家族とともににぎやかな日々を過ごすチャロちゃん。きっと、じゃじゃ丸ちゃんもお空の上からみんなのことを見守ってくれているに違いありません。

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