「3ヶ月以上たちました!
飼い主からの連絡はありませんでした
警察から連絡あり 所有権がうちになりました!!
これからはうちの猫として責任もって幸せにしたいです
名前は茶々丸にしましたw」
保護した猫さんを警察に届け出てから3カ月を超え、家猫さんとなったことをsさん(@sj0824sj)がX(旧Twitter)で報告。猫さんを「茶々丸」くんと名付け「責任をもって幸せにしたい」とつぶやいたところ、「これからいっぱい可愛がってあげて下さい」「sさん家で元気に過ごしてね!」と茶々丸くんの幸せを願うコメントが寄せられるなど話題になりました。
茶々丸くんは推定3~4歳くらいの男の子。8月初旬頃からsさんの自宅の庭に毎晩来るようになったといいます。
「急に毎晩来るようになりました。近所の方に聞いたのですが、誰も知らないみたいで…さくらカットもないし、毛がブラッシングされてたようにきれいで人なれもしていたので、飼い猫かなと思いました。なので、初めはどこかの飼い主が夜中だけ外に出しているのかもと思い、しばらく様子をみていたんですが、毎晩来るしご飯も食べていて、また当時台風が近付いてきてたこともあり、保護することにしました」
8月初旬、自宅の庭に毎晩来るようになった迷い猫を保護 警察に届け出たが…
そこで茶々丸くんを保護するため、いつもやって来る庭に捕獲器を設置。毎晩来る茶々丸くんが捕獲器に入るのを待ちましたが、なかなか入ってくれず…設置してから5日間ほど経った8月13日の夜、sさんがちゅーるでおびき寄せながら素手で茶々丸くんの首根っこをつかむなどして保護することができました。
「やっと保護することができましたが、家に入れると初めは警戒して鳴いていました。翌日には少し警戒心が解けたのか、ご飯をたくさん食べ始め、トイレも作ったら砂の上におしっこやうんちもしてくれて安心しました」
また保護した翌日には、警察に迷い猫の届け出をしました。ただ該当する飼い主からの問い合わせがなかったことから、sさん自身で飼い主を探すことになったそうです。
「病院で茶々丸のことを診てもらいましたが、飼い主が分かるマイクロチップもありませんでした。とにかく飼い主さんを見つけてあげたいと思い、迷い猫のポスターを作成して家の前などに貼ったり、ネットで迷い猫の掲示板に茶々丸を保護したことを書き込んだりして探してみました」
迷い猫は3カ月過ぎて家猫に 先住猫との関係は?
飼い主探しに懸命に取り組んだというsさん。また9月に入ると、茶々丸くんは少しずつ家にも慣れてきて、寝室まで来るようになったとか。
「我が家には元保護猫が6匹います。少しずつ 他の猫ともなれさせるために扉を開けたままにしたりしました。すぐに寝室に来るようになって寝っ転がったりしたので、おそらく飼い主さんと寝ていたんだろうなと思います。子どもにもなれて一緒に寝るようにもなりました」
そんな家になれてきた茶々丸くん。sさんたち家族とともに過ごすこと2カ月、そして12月になり3カ月を経過しました。3カ月の間に飼い主が現れなければ、迷い猫の“所有権”が保護して警察に届け出た人に移るため、茶々丸くんはsさんの“家族”の一員となったのです。
「茶々丸がうちの子になってうれしいですが、正直まだ飼い主さんがSNSで探していたり、あるいは探し方が分からずに困っていたりするんじゃないかと考えてしまうこともあります。でも、3カ月が過ぎて正式にうちの猫となったので責任を持って大切にしたいです。ただ先住猫の中に茶々丸を見つけるとけんかしに飛びかかる猫がいて…まだまだ慣れるまで時間がかかりそうです」