貯蓄や将来への備え、7割が「不満足」…「消費税上げないで」「貧富の差が大きい」国民の不安とは

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

みなさんは、現在の生活において「満足していない」と思うことはどのようなことがありますか。マーケティング・リサーチ会社の株式会社クロス・マーケティング(東京都新宿区)が実施した「健康に関する実態・意識調査(2024年11月定点ココロスタイルリサーチ)」によると、7割近くの人が「貯蓄や将来への備えに満足していない」と回答したことがわかりました。

調査は、全国の18~79歳の男女3000人を対象として、2024年11月にインターネットで実施されました。

まず、「生活への満足度」を項目ごとに調べたところ、「食生活」(64%)、「住まい」(62%)、「衣服や化粧」(61%)「家族のふれあい・団らん」(60%)などで高めとなりました。

一方、「満足していない項目」としては、「貯蓄や将来への備え」(67%)、「自分の学習」(60%)、「レジャー活動」(58%)などが挙がり、特に「貯蓄や将来への備え」では、「全然満足していない」が27%を占める結果となっています。

また、「現在や将来への生活価値観・意識」では、「今の世の中は貧富の差が大きくなっている」(81%)、「消費者物価の上がり方は今後ますます高くなる」(80%)、「国民の生活が苦しくなることを考えると、消費税を上げるべきではない」(74%)がTOP3となり、ここ数年間続いている物価上昇に賃金上昇が追いついていないことから、将来への不安も見える結果となりました。

最後に、「現在の暮らし向き」を上・中・下の9段階で聞き、3つのグループにまとめたところ、「中の下+下」は47%を占め、「中の中」は29%、「上+中の上」は24%という結果になりました。特に「中の下+下」では、30代が50%、40代は49%とほぼ半数を占めました。

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