「おててピーン」甲羅を磨いてもらうウミガメの子ども「全てが可愛い」「パタパタパターって寄ってくる」

行橋 友 行橋 友

「ウミガメの甲羅を磨く簡単なお仕事」

ポストされたのは、係員さんの手に向かって泳いでくる小さなウミガメの姿です。その後、抵抗することなく甲羅を磨いてもらっています。コメントでは、ウミガメの意外な一面に多くの反響が見られました。

「こんなに綺麗に泳いで来てくれるもんなの?!かわいい…」
「わーい!わーい!な感じで近寄ってくるのカワイイ♡」
「磨かれてる間はおててピーン。。今まで知らなかった亀さんたちの可愛さを知ることができています…😊」
「パタパタパター!!って寄ってくるのも可愛いし、擦られた瞬間手をぴーーーん!って伸ばしてるのも全てが可愛い」

ポストをされた三重県南牟婁郡の「道の駅ウミガメ公園」(@umigame_kouen)では、ウミガメをはじめとする多くのカメを飼育しており、ウミガメの保護啓発活動にも力を入れているとのこと。今回のポストについて、詳しいお話を聞きました。

ーーポストされた動画のウミガメのように、甲羅を磨かれると気持ちよさそうにするカメは多いのでしょうか?

「カメが本当に気持ちよいのかはわかりませんが、野生のカメも甲羅を岩などの硬いものに擦り付けて手入れする者がいます。そのため甲羅を磨かれることに抵抗のない個体もいます」

ーーカメの甲羅はどのくらいの頻度で磨かれているのでしょうか?

「一週間に一回くらいの頻度で洗っています」

ーーカメの中で一番手入れが大変なのは?

「甲羅が70センチくらいある大人のタイマイ(ウミガメの一種)は甲羅を磨かれるのを嫌がるので洗うのに苦労します」

ーー甲羅を磨く際に気をつけておられるのは?

「手早く済ませることと、体を触ったり目視しながら、異常が無いか確認しながら行っています」

ーーウミガメ公園さんで人気のカメ、ベスト3は?

「約20種50匹くらいのカメを飼育していますが、1位はアオウミガメの幼体です。昨年の8月に孵化した個体で、ウミガメ公園の施設内で初めて繁殖に成功した個体です」

「2位は大人のウミガメです。大きさに驚かれるお客さんが多いです」

「3位はリクガメです。屋外の放飼場で展示しており、自由気ままに歩き回る姿がお客さんから人気です」

ーーウミガメの保護啓発活動もされているのですね。

「全国で唯一ウミガメの保護施設が併設されている道の駅で、飼育棟では野生で傷ついたウミガメを保護して海に帰す活動をしており、毎年10〜20頭のウミガメが海へ帰っていきます」

最後に、道の駅ウミガメ公園さんは「投稿を通じて、皆さんが亀や生き物に少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです」と話してくれました。

・道の駅紀宝町ウミガメ公園HP

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