「ボールくれくれ」野球観戦のマナーにSNS苦言、ブルペンシートからブルペン見えず「親が注意すべき」「子どもだけでなく大人も…」

小森 有喜 小森 有喜

ほっともっとフィールド神戸(神戸市)で開催されるプロ野球の試合で、試合中にファンがボールやサインを求めてブルペン付近に集まる行為について、SNSでさまざまな声が上がっている。

同球場のブルペンはグラウンド真横の屋外に設置されており、スタンドから中継ぎ投手らの準備の様子が見えるようになっている。同球場を準本拠地にするオリックスは、ブルペン前の座席を「ブルペンシート」として販売し、人気を博している。

しかし試合中でも、他の席から来た子どもたちがブルペン前のフェンスにしがみつき、ボールやサインを選手らに求める光景がたびたび見られる。以前からSNSで話題に上がっていたが、9月3、4日に開催されたオリックス西武戦後に苦言を呈するXのポストが10万件近く表示されるなど拡散され、議論が再燃した。

「ブルペンシート最前列だったけれど、最後は何も見えなかった」「ブルペンシートを買って見にきている人にとって迷惑でしかない」「本来注意すべき親が子どもに促してサインをもらいに行かせていた」「子どもにはファンサしてあげてほしいが、ここまで集まるとさすがに…」など、さまざまな声があった。

「ブルペン席の視界をゼロにしちゃうのはね…」と問題提起の投稿をした、オリックスファンの女性(@mandarino728)に話を聞いた。「子どもたちがファンサービスを受けたいと思うこと、より近くでブルペンを見たいと思うことは自然なこと」としつつ、「きちんと自席にいる子どももいる中で、そうでない子どもが得をしてしまう現状はよくないと思います」と話す。

4日の試合では、ブルペンの選手に動きがあるたびに子どもたちが数人集まって「ボールください」と呼びかけ、警備員に注意されて戻る、の繰り返しだったそうだ。警備員は常にその場にいるわけではないため注意が間に合わないこともあり、試合終了時には人がなだれ込むように集まるなど危険な状態もあった。中には大人も混じっていたという。

女性は「投手や投球練習を近くで見るためにブルペンシートを取っている方も多いはず。球団がブルペンシートとして販売している以上は、該当エリアの人以外が集まらないような対処をしてほしいなと思います」と話している。

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