定年退職後は夜より”朝”が好きに!? シニア439人に聞いた、男女で「時間の使い方」に大きな差…趣味の1位は

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

株式会社オースタンス(東京都渋谷区)は、このほど「シニアの時間の使い方」に関する意識・動向調査の結果を発表しました。同調査によると、余暇時間の使い方について、女性は「他者との交流」、男性は「自分のために時間を使う」人が多いことがわかりました。また、好きな時間帯の変化として、定年退職後は夜より「朝が好き」になる人が多いこともわかったそうです。

調査は、同社が運営するシニア向けコミュニティサービス『趣味人倶楽部』の40~80代の会員439人を対象として、2024年8月にインターネットで実施されました。

はじめに、「起床時間」と「就寝時間」を調べたところ、平均起床時間は「5時42分」、平均就寝時間は「22時42分」となりました。

同社は「シニアは健康管理に対する意識が高く、医療機関でも生活習慣指導を受けやすい境遇にあることに加え、加齢に伴い体内時計(サーカディアンリズム)が前進する傾向があるため、早い時間に眠気を感じ、早朝に目覚めることが一般的になっていると考えられる」と推察しています。

次に、「メディアの視聴時間」を尋ねたところ、新聞・雑誌・読書では1日平均「0.8時間」、テレビは1日平均「2.49時間」、インターネット、SNSでは1日平均「2.42時間」となり、インターネットやSNSをテレビと同程度視聴していることがわかりました。

この要因としては、テレビ番組や映画、音楽のストリーミングサービスが普及し、シニアもこれを利用して多様なコンテンツを楽しむようになったことや、SNSを通じて、遠くに住む家族や友人と簡単に連絡を取る為に、家族から使い方を教わる機会が増えたことが考えられるといいます。

また、「余暇時間の使い方」について女性回答をみると、「レジャー」(29.1%)、「趣味活動」「友人・知人との交流」(いずれも14.2%)が上位となった一方、男性回答では「趣味活動」(31.0%)、「運動・フィットネス」「レジャー」(いずれも16.8%)などが上位に挙げられ、シニア女性は他者との交流、シニア男性は自分のために時間を使う人が多いことがうかがえました。

続いて、「趣味・娯楽として行っているもの」を尋ねたところ、1位「読書」(31.0%)、2位「園芸・ガーデニング」(26.9%)、同率3位「映画鑑賞」「飲食(外食)」(いずれも21.0%)という結果になり、知的好奇心や文化的興味を満たす活動が人気であることがわかりました。

最後に、定年退職前後における「好きな時間帯の変化」を調べたところ、定年前は「18時~21時頃」(40.0%)や「23時以降」(26.2%)など、「夜」が7割近くを占めたのに対して、定年を迎えると、「7時~10時頃」(27.4%)の「朝」が最多となり、定年により仕事のストレスや疲れが減るだけでなく、現役世代よりも朝のイメージがポジティブになることが示唆されました。

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