「イオンのフードコートで見かけた親子3人がいたんだけど、べビーカーにいる赤ちゃんがグズって大泣きしてて、3歳くらいのお兄ちゃんもワガママいってギャン泣きしてた ママが一生懸命あやして移動できず困ってた時に…」
投稿主のyasubeehontenさん(@yasubeehonten 以下yasubeeさん)さんが目にしたのは「ここ片付けときますよー」と颯爽と現れた、丸坊主で真っ黒に日焼けしたどこかの野球部員たちだったのです。
清涼感たっぷりのエピソードをThreadsで投稿すると、表示回数は約53万回に。
「全世界から褒めちぎられる栄誉」
「間違いなく優勝。さわやかすぎてまぶしい」
「迷いなく サラッと出来るどこかの野球部員君 気がつくイイ子」
「彼らに良いこと絶対絶対ありますように!!」
「若かろうが老いてようが、ほんと優しい人は優しい」
「親御さんの顔が見たい!」
「学校がわかれば差し入れしたい」
「涙脆くて泣いちゃった!素敵な光景」
と野球部員への称賛の声とともに、「教えてくれてありがとう」という声も。
そのときの詳しい様子をyasubeeさんに聞きました。
野球部員たちのかっこいい行動にしびれた!
茨城県土浦市で飲食店を営むyasubeeさんがこのできごとに遭遇したのは、学生が夏休みに入った7月。時刻は15時頃でしたが、フードコートはほぼ満席。泣き続ける2人の子をあやし続ける母親の姿に気づいていてから約5分が経っていたと振りかえります。
「どこの高校かはわかりませんが、野球部員であることはわかりました。困り果てているお母さんに向かって、“片付けますね!”と笑顔で伝えて、テキパキと片付けて、トレーを返却口に持っていったんです」。
yasubeeさんは、「私にも高校3年生の野球部員の息子がいます。今夏の茨城大会で敗退し、甲子園の夢は叶いませんでしたが、野球を通じて成長したことを感じていました。その矢先にフードコートでこのようなできごとに遭遇して、非常にうれしい気持ちになったんです。あの野球少年たちの行動は、勝ち負け以上に素晴らしかった! 君たちこそが、夏の優勝者だよ!と心から思いました」。
8月7日に開幕した第106回全国高等学校野球選手権大会。甲子園球場では、3715校3441チームの頂点をめざし、熱戦が繰り広げられています。優勝できるのは1校です。しかし、すべての野球部員たちは勝ち負け以上の素晴らしい“何か”を手にすることができるのではないでしょうか。
■yasubeehontenさん Threads @yasubeehonten