スーパーなどでよく見かける四角いプラスチック容器に入った「みそ」。開封すると上に「白い紙」が乗っていますが、「この紙は捨てても良いのか?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。名古屋市に本社を置く調味料メーカー「イチビキ」の公式Xアカウント(@ichibiki_co)によると、実は開封後も「そのまま容器に入れておく」のが正解だそうです。
白い紙でみその「乾燥」や「劣化」が防げる
白い紙(シート)は、みその乾燥を防ぎ、みそに直接「脱酸素剤」が触れないようにする役割があります。開封後も、白い紙を表面に密着させておくと、「空気による劣化」を抑えることができます。白い紙を毎回めくるのが面倒な場合は、「ラップ」をみその表面に密着させても良いそうです。
脱酸素剤は開封したらすぐに捨ててOK
白い紙と一緒に入っている、小さな袋の正体は「脱酸素剤」です。投稿によると「脱酸素剤は、開封したらすぐに捨ててOKです」とのこと。
脱酸素剤の中には鉄粉が入っていて、鉄が酸化する性質を利用して酸素を吸収します。カップみそは、みそとフタの間に空気があるため、この空気中の酸素を「脱酸素剤」に吸収させて、みその劣化を防いでいるのです。しかし開封後はその効果がなくなるため、捨ててしまって問題ないとのことでした。
▽出典
・イチビキ 公式X/カップみその白い紙は開封後どうする!?
https://x.com/ichibiki_co/status/1802883937095622752
・イチビキ 公式/ カップみその脱酸素剤、シートは開封後どうすればいいですか?
https://www.ichibiki.co.jp/support/faq/file_22/