「浴槽のここ(洗い場側のパネル)がパカっと外れて、中を掃除する必要があると風の噂で聞いたのだけど…まさか…ね?」
浴槽のイラストを添えてこんな投稿をしたのは、「いえもり&7歳と4歳(@iewori)」さんです。いえもりさんは、以前にXのおすすめで流れてきた情報を思い出してポストしました。
このパネルは「エプロン」といいます。リプ欄には、外して掃除したことがない人は驚き、掃除をしたことがある人は意味深に笑うコメントがずらりとならびました。
「そのまさかです。。」
「え!?…」
「2.3日前に外して掃除しました 中々なカオスでしたよ😅」
「開けられるメーカーなら 開けてびっくり!ですよ☺️ニッコリ」
「聞かなかったことにします。」
ただし、すぐに掃除をしに浴室に走るのは待ってください。「外せるメーカーと外せないメーカーがありますので、取扱説明書をご確認下さい!」「うちは絶対取るなと書いてあります」と、そもそも外せないタイプがあるようです。ちなみに、いえもりさんの家の浴槽は外せないタイプでした。
ユニットバスの大手メーカー「LIXIL(リクシル)」の担当者さんに詳しく聞きました。
──エプロンが外せるタイプと外せないタイプを見分ける方法はありますか?
各社仕様が異なりますので、一概に回答が難しく、弊社の仕様について回答させて頂きます。LIXIL戸建商品の場合、システムバスルーム「スパージュ」はエプロンが外せない仕様となっており、それ以外に関してはエプロンを外してお掃除して頂くことが可能です(過去品は例外一部あり)。見分け方としては、システムバスルームのドア上にある品番をご確認頂き、「BA00-0000」の場合はスパージュです(00-0000には数字が入ります)。
──メーカーがわからなかったり、取扱説明書がなかったりした場合に確認する方法はあるのでしょうか。
ドア枠等にメーカーのロゴや管理ナンバーが掲載されていますので、ご確認ください。見当たらない場合は、購入頂いたハウスメーカー様、工務店様にご確認をお願いいたします。
──みなさんがとても気になるところだと思うのですが、もしエプロンが外せるタイプの場合、どのくらいの頻度でお掃除すれば良いのですか?
見えない部分なのであまり参考にならない回答で恐縮ですが…、弊社では特定の期間を定めておらず、「汚れが目立ってきたら、お掃除をお願い致します」とお伝えしております。
──エプロンの外し方や、掃除の仕方の動画を公開されています。
開発当初はエプロン外フタは取り外さない意図でしたが、市場からの要望が高まり外し方を追加で掲載しております。
◇ ◇
まだ掃除したことがない人は、エプロンが外せるタイプなら中を確認してみてもいいかもしれません。ちなみに、1年に1回程度掃除をしているというコメントが一番多くありました。
ほかに浴室内で見落としやすい掃除場所をリクシルの担当者さんに聞いたところ、「浴槽の水を抜く場所にある排水コア」や、「腰をかがめて掃除が必要なカウンターの裏」とのことでした。
また、浴室掃除のコツとして「入浴後の暖かく、濡れている間にお掃除を実施すると、汚れが落ちやすいです。特に床から1メートル程度の高さまでは、汚れが付きやすいので、念入りなお掃除を。お掃除が終わったあとは、シャワーなどで浴室の温度を下げ、残った水分をふきとり、換気していただくことをおススメいたします。また、乾燥すると頑固な汚れに変わっていきますので、汚れに気づいたらすぐに落とすことを心掛けて頂くことも大切です」と教えてくれました。
■LIXIL公式ホームページ https://www.lixil.co.jp
リクシルでは、お掃除が楽になるシステムバスルーム商品を多数用意。取り外して掃除ができるマグネットアイテムや、カウンターが外せる「まる洗いカウンター」、汚れが溜まりにくい「パッとくるりんポイ排水口」などがあります。
■LIXIL Corporation(YouTube)※掃除の仕方動画も! https://www.youtube.com/@LIXILcorporation
■LIXIL「浴室のお手入れ・お掃除方法」 https://www.lixil.co.jp/support/clean/bathroom.htm