助けられなかった子猫の命 「こんな悲しい思いはさせまい」 きょうだいと思しき5匹を保護して動物病院に運んだ 「せめてこの子たちは幸せになって」

松田 義人 松田 義人

2023年のある日、愛媛県の海岸に子猫が相次いで落ち、それを見た釣り人や保護ボランティアさんが救出しました。

保護ボランティアさんの関係先はこの日はどこもキャパシティがいっぱいで、すぐに迎え先がない状況でした。保護ボランティアさんは、救った子猫をいったん海岸近くの小屋に運び、エサと一緒に毛布に包んでその場を離れました。

保護先を見つけ改めて小屋に迎えに行ったが…

保護ボランティアさんは急いで保護先探しに奔走。なんとか受け入れ先が見つかり「これで不安のない生活を送らせることができる」と子猫を迎えに行きましたが、子猫はもう息をしていませんでした。預かりボランティアさんは心から悔やみました。

「もうこんな悲しい思いを猫たちにさせまい」と海岸近くで過ごしていた、死んだ子猫のきょうだいとおぼしき5匹を保護。その足で地元の動物病院・ソナアニマルクリニックに連れて行きました。そして、まずは健康状態を診てもらい適切な医療処置をしてもらいました。

死んだ子猫の分も含めて幸せになってほしい

5匹の子猫たちは獣医師から適切な処置を受けた後、エサをもりもり食べてくれました。幸い、重篤な持病などはない様子で健康。ソナアニマルクリニックと懇意の東京のNPO法人・ねこけん関係者のご縁で岐阜県の保護団体が子猫きょうだいを保護することに。安心して過ごせる環境で世話を受け、第二の猫生を目指すことになりました。

死んだ子猫の分も合わせて5匹の子猫が幸せになってくれますように。

NPO法人・ねこけん
https://nekoken.jp/

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