海苔の価格高騰がSNS上で大きな注目を集めている。
きっかけになったのは歩鉄の達人さん(@hotetunotatujin)の「今日の物価高を感じたこと。味のりが3枚しか入っていなかった。以前は5枚から6枚入っていたような気がする。昨日の旅館も3枚だった。」という投稿。
旅館や定食屋でよく見かける透明の袋に入った味付け海苔。従来なら5枚程度入っているのが普通だが、この日歩鉄の達人さんが開けた袋にはたった3枚しか入っていなかったという衝撃の事実。
今回の投稿に対し、SNSユーザー達からは
「いま3枚なんですか!?ホントおっしゃっている通り5枚とかがデフォで育って来たものでして…(´;ω;`)」
「これは他の多くの食品のような物価高ではなく気候変動による海苔の不作が原因です。最大の生産地である有明海の海苔が2年連続の大不作で暴騰しています。」
「海苔の不作が有明湾で発生しているようです。そして20年以上前から気温上昇で東京湾も夜間気温が下がらず、出来が悪いと海苔事業者から聴いていました。燃料や機材等の高騰も有るので、品数減少は当然かと。」
など数々の驚きの声や情報提供が寄せられている。
投稿した人に聞いた
歩鉄の達人さんに話を聞いた。
ーーこの味のりはどちらで召し上がったものでしょうか?
歩鉄の達人:北海道にあるホテルです。
ーー枚数の少なさについてあらためて。
歩鉄の達人:以前はもっと枚数が入っていたと思います。物価高の影響なのかなと思いました。
ーー投稿が反響を呼びました。
歩鉄の達人:ここ最近、海苔が不作のため減っているとの意見もありました。それはそれで納得しますが、それでも量を減らすのではなく、値上げしてでも量を保ったほうがいいのではとも思いました。
◇ ◇
寄せられたコメントにもあった通り、海苔の主産地である有明海は連年の不作に見舞われている。
乾海苔の入札平均単価は2021年度にくらべ、約8割も高くなってしまっているようだ。枚数を減らすようなサイレンス値上げをするよりは、値上げしてでもクオリティーを守ったほうがいいとは思うが、格安の宿泊施設や飲食店に出荷する場合は難しい部分もあるのかもしれない。
歩鉄の達人さん関連情報
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