6年間の成長に涙…幼なじみ5人が小学校入学時と卒業時に同じ構図で再現写真 「ランドセルが小さくなった」胸が熱くなるビフォーアフター

黒川 裕生 黒川 裕生

この春、小学校を卒業した幼なじみ5人。6年前の入学時に撮った記念写真と同じメンバー、同じ場所、同じ構図で再現撮影した“ビフォーアフター”がInstagramに投稿され、反響を呼んでいます。まだまだ小さくてランドセルに隠れるほどだった5人は6年間ですっかり大きくなり、みんな立派なお姉さん、お兄さんに。6年前と変わらない顔ぶれでこうして再び集まれたことを思うと、よその子ながら胸に熱いものが込み上げてきます。撮影したフォトスタジオコットン(大阪市北区)代表の香川裕貴さんに取材しました。

横一列に並んだ弾けるような笑顔の5人。ピカピカであんなに大きかったランドセルも、卒業時にはそれぞれの背中にちんまりと収まり、6年分の成長を感じさせます。投稿されている写真7点は全て6年前と同じ構図のビフォーアフター仕様なので、子供たちの変化が一目瞭然。Instagramには「こんなに大人になるんですね」「この6年間の成長を想像して泣けてしまいました」「みんなが仲良しで成長されたんですね」といったコメントが寄せられています。

—どのような依頼で実現したのですか

「6年前にも、卒業する時にまたこの場所で、このメンバーで撮りましょうという話はしていました」

「家族写真を毎年残されるお客様の中には、同じような再現の写真を残される方もいらっしゃいますが、今回のように6年後に友達同士で誰一人欠けることなく撮影できたのは僕にとっても初めてのことでした。フリーランス時代から、それぞれの“家族の専属カメラマン”のつもりで仕事をしてきたので、6年も経ったタイミングでこのようなご依頼をいただけたことは純粋に嬉しかったです」

—撮影時の子供たち、保護者の皆さんはどんな様子でしたか

「一度雨で撮影が流れてしまい、延期した日に来られた保護者は2人のママのみでなんとか実現した撮影でしたが、成長を実感できる時間になったと感じています」

「撮影は、6年前の写真を見ながら細かい手のポーズや目線などを再現するなど、みんなで一緒につくり上げていくような感覚でした。実は子供たちも全員が同じ小学校というわけではないのですが、そんなことを感じさせない仲の良さで楽しそうだったと思います」

—香川さんの思いは

「6年間の成長は見違えるほどで、すっかり表情が変わった子もいて、僕としてもとても感慨深い撮影になりました。勝手に親戚のおじさんになったような気持ちです。完成した写真をお渡しすると、親御さんたちもとても感動された様子で、『また二十歳のタイミングでもやりたい!』と言ってくださいました」

「家族写真は単純に節目の記念として残すだけではなく、子供の成長を実感する機会をつくることもできるのだなと実感しました。僕自身、家族写真を残すことの意味を改めて見つめ直すきっかけになりました」

—かなり需要がありそうですが、撮影以外のコストや大変なことは

「小学校の入学と卒業のビフォーアフターを撮影するというプランは設けておりません。ですが、InstagramやXの反響を見ていると『感動した』というコメントがとても多かったので、確かに需要はあるかと思います。ただ、友達同士や親同士の関係の変化や引っ越しなど、実現するには色々と大変かもしれないですね。コストに関しては、通常のロケーションプランと変わらないので、余計にかかるということはありません」

香川さんが言うように、6年越しのプランを実現するには数々のハードルをクリアする必要があり、なかなか難しそうです。それだけに、「この写真が残せたことは奇跡なのかもしれない」というInstagramの一文がまた胸に迫るのでした。

【フォトスタジオコットン】https://cotton0510.com/

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