Z世代の10人に1人が「恋愛をしたくない」と考えている――そんな調査結果が、株式会社アップデイト（東京都中央区）が運営するWEBメディア『otalab』が実施した「恋愛・結婚」に関する実態調査で分かりました。また、Z世代の3割以上が「結婚願望はない」、約4割が「子供が欲しいとは考えていない」と回答したそうです。
調査は、全国の未婚のZ世代男女868人を対象として、2024年2月にインターネットで実施されました。
調査によると、「過去3年以内に恋愛経験」について、全体の43％が「恋愛経験はない」と回答しました。
一方、「過去3年以内に恋愛経験あり」（57％）と回答した人に「恋愛の相手に出会った場所」を教えてもらったところ、「学校・職場」（37.9％）が最も多く、次いで「マッチングアプリ」（25.3％）、「SNS」（10.9％）が続き、インターネット上での出会いがかなり一般化していることが見受けられました。
では、Z世代の人々は一体どれぐらい恋愛がしたいと考えているのでしょうか。調査の結果、「機会があればしたい」が28.6％で最も多く、次いで「絶対ではないが積極的にしたい」（26.8％）、「絶対に恋愛をしたい」（19.9％）と続き、恋愛に前向きな姿勢を持っている人の割合が大きい結果となりました。
しかしながら、約1割の人が「恋愛をしたくない」（11.9％）と考えていることが分かり、Z世代の中でも考えは多様であることも見受けられました。
ちなみに、「日常の中で重要度が高いと考えていること」を2つまで選んでもらったところ、「趣味」（466人）が1位に。次いで、2位「ひとりの時間」（313人）、3位「友人との時間」（225人）、4位「恋人との時間」（215人）という結果になり、人と過ごす時間よりも自分だけの時間や自分の好きなものを楽しむことに、より重きを置いている人が多いことうかがえました。
次に、「結婚願望」について聞いたところ、全体の35％が「結婚願望はない」と回答。そこで、「結婚について不安に感じること」を3つまで選んでもらったところ、最も多かったのは「金銭面」（392人）でした。そのほかでは、「価値観の違い」（217人）、「夫婦仲」（203人）が挙がった以外に「責任の重さ」（151人）という回答も挙げられ、家族になることへの責任の重さから結婚に不安を感じてしまうという人も一定数いることが明らかとなりました。
さらに、「子どもが欲しいと考えていますか」という質問には、全体の41％が「欲しいとは思わない」と回答しており、「金銭面」や「責任の重さ」などの不安が子どもを授かることによってより大きくなるものと考えていることがうかがえました。
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【出典】
▽otalab調べ／Z世代の10人に1人が『恋愛をしたくない』と回答。Z世代のリアルな恋愛観・結婚観を調査
https://otalab.net/press_z_rennai/
