さすが青森!30年前に作られたカーブミラーの形が「控えめに言って最高」 SNS時代に脚光…実はマンホールのデザインも

渡辺 陽 渡辺 陽

普段、何気なく利用しているカーブミラー。あまりに生活に馴染んでいて、気に留めることもありませんが、青森県弘前市にはとても可愛いカーブミラーがあるそうです。

 

地図でお馴染みのゼンリンは、

「りんご好きの私からすると、青森県のカーブミラー控えめに言って最高です」

とXに投稿しました。 

弘前市りんご課によると、このミラーは約30年前にりんごにこだわった施策の一環として作られたもので、マンホールのデザインもりんごにしたそうです。

ゼンリンにも取材しました。

ーー地図の会社としては、カーブミラーも気になりますか。

「道路標識はナビデータ等の制作で日々調査・整備しており、カーブミラーの位置についても、 自治体等の受託業務で調査をすることがあるため、地図の現地調査を行っている担当者など、 社内にも気になる人が多いのではないか?と感じます」

 ーー地域の活性化にもつながりますね。

「地域の特産が認知されており、メロン、みかん、梨などカーブミラーの形状との相性が良いシンボルの場合に限定されるとは思いますが、今はSNSの時代。映えたり、面白いカーブミラーがあれば話題になり、 盛り上がるのではないでしょうか」

りんごのカーブミラーの画像を見た人からは、

「このセンス好きだな〜」

「長野市にもあります。カーブミラーや柵にその地域のものが表されているのって良いですよね」

「カーブミラーではありませんが、福岡県の山川町はみかんの産地で、街灯はみかんの形です」

「んだべ。郵便BOXさもリンゴ付いちゅーし、ガードレールもリンゴの形のあるべさ」

「ガードレールもりんご柄だったり、あちこちにりんごがあるので、見かける度にほっこりしてました」

というコメントがたくさん寄せられ、「いいね」は5.2万件にもなりました。

道路反射鏡協会にこうした装飾について尋ねてみると、

「カーブミラーの一定の推奨基準は、道路反射鏡ハンドブック等にて決めています。それに大きく外れるものは推奨できません。ミラー本体への装飾物に関しての規定はありませんが、装飾物が大きくなると、耐風圧に対しての強度は考慮する必要があり、基礎、支柱サイズ等の変更などが関係してきますので、その辺りを検討することになります」

ということでした。

各地の特産品が一目で分かるカーブミラー。全国のカーブミラーも見てみたいですね。

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