昨今では、健康のためにライフスタイルに“白湯”を取り入れる人が増えているといいます。サーモス株式会社(東京都港区)が、全国の20~50代の男女481人を対象に「冬の水分補給」に関する調査を実施したところ、若年になるほど“白湯”を飲む人が多いことが分かりました。
調査は2023年12月にインターネットで実施されました。
厚生労働省によると、推奨される1日当たりの水分摂取量(飲み水)は1.2L(※)といわれています。
(※)厚生労働省「健康のため水を飲もう」より
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/topics/bukyoku/kenkou/suido/nomou/index.html
そこで、「冬の時期(12月~2月)の1日に摂取する水分量」を聞いたところ、全体の69%が「1.0L以下」という結果となり、十分に水分が摂取できていないことが分かりました。
続けて、「水分補給を最も意識する季節」を教えてもらったところ、「夏(6月~8月)」が72.6%であったのに対して、「冬(12月~2月)」と回答した人は22.0%と、夏の3分の1以下にとどまりました。
さらに、「健康のために自身の生活習慣に気を遣っている」と答えた269人に、「年間を通じてよく飲む飲料の温度」を質問したところ、「冷たい飲料」と回答した人が42%と最も多く、「温かい飲料」(19%)と回答した人は「冷たい飲料」と比較して半分以下という結果になりました。
また、「冬の時期(12月~2月)に行っている感染症対策」を複数回答で答えてもらったところ、「手洗い・うがい」(62%)や「マスク着用」(51%)が上位を占めた一方で、「こまめに水分をとる」(26%)と答えた人は3割以下となりました。
ちなみに、昨今健康のために取り入れる人が多い“白湯”について、「白湯を飲んでいる」と答えた割合は、20・30代男性の44%に対して同年代の女性は38%となりました。これを年代別でみると男性は20代が50%、30代が38%、40代が33%、50代は18%と、若年になるほど“白湯”を飲む人が多いことが分かりました。
さらに、"白湯"を飲むことを習慣化(週に1日以上飲む)している割合について、20・30代で調べると、女性よりも男性のほうが多くなっていたそうです。