2024.01.30(Tue)

【漫画】いつもは、おしゃべりな猫→黙って念を送ってくる…不思議なこだわりに、なぜ？

　漫画家の松本ひで吉（@hidekiccan）さんは、旦那さんと息子くん、猫のガーラさんとヒョウモントカゲモドキのトカゲちゃんと暮らしています。旦那さんが実家から連れてきたガーラさんは、陽気で気さくでおしゃべり。ところが、おしゃべりのはずのガーラさんが、黙って念を送ってくるときがあるという漫画に注目が集まりました。

　ガーラさんは、毎日旦那さんと２時間以上遊んで鍛えているので筋肉ムキムキです。重い洗面所の引き戸も自分で開けられるし、おもちゃの入ったボックスも引き出します。そして、賢い。自分でできることも上手に人間を使っているみたい。松本さんは、実家で飼っていた不器用でクールな「猫さま」とは正反対と言える性格の違いに驚く日々を送っています。

　松本さんの家の棚には紙製のファイルボックスが５つ並んでいて、一番左は猫じゃらし、左から２番目は投げて遊ぶオモチャ、３番目はごはん、４番目はブラシなどのケアグッズが入っています。

　賢くて力持ちのガーラさんは、走りたい時は左から２番目のボックスを引き出しておもちゃを取り出しますし、じゃれたいと思った時は一番左のボックスを引き出します。その様子に「ガーラさん、かしこい〜」と感心する松本さん。

　ところがある日、ガーラさんがごはんのお皿を見つめてじっとしていることに気がついた松本さんが「ゴハンがたりないの？」と聞くと、振り返ったガーラさんがキラキラの瞳でじっとみつめてきます。なにか目で訴えている！なにかを送って来ている！？

　ごはんのボックスは知っているはずだし、引き出せるはずだし、ちょうだいっておしゃべりもするはずなのに、どうして何も言わないの？と思う松本さんですが、ガーラさんはお嬢様なところもあるので「食事はサーブしてもらうものなので、決して自分では出さない」のかもしれないと思うのでした。

「「何をおっしゃってるのかしら？お食事は召使が用意するものでしょ」ｂｙ　ガーラ」
「満面の笑みの奥でキラキラ光る目から　こっちまで念が伝わって来ましたよ♪」
「女子ですもの、そんなはしたないことは…ｵﾎﾎ　しっぽでさりげなく催促🤭」
「つぶらな瞳で見つめられてもね😆」
「ガーラさん可愛いなぁ✨オレのちょっとした視線を見逃すなよって言うサッカー日本代表ばりのアイコンタクトなんやろな🐹。」
「気高き乙女えぇ💜✨」

　リプ欄にはこんなコメントが寄せられて「そんなガーラさんが可愛い！」というみなさん。松本さんにお話を聞きました。

──念を送ってくるのは、ごはん以外もありますか？　トイレの片付け依頼とか。

　ごはん以外はおしゃべりなのでニャーニャー言ったりバタバタしたりしてアピールしてきます。ごはんだけ黙って圧をかけてきます。

──不思議なこだわりですね（笑）。ガーラさんは、おもちゃ箱が２つあるくらい、おもちゃをたくさん持っているのですね？

　そういえば結構たくさんあります。ただ結局走りたいだけの人なので投げ物がメインです。私がクリスマスプレゼントに買ったキャッチミーイフユーキャンは２日で飽きられました。（※キャッチミーイフユーキャンは、円形の布の下で羽やひもが回転する猫用のオモチャ。チラッと見えるおもちゃを追いかけてひとり遊びができると人気）

──自分でおもちゃを出したあとは、旦那さんと２時間コースで遊ぶのでしょうか？

　それが、おもちゃを自分から出したときは自分で遊んでくれます。ネズミを蹴って追いかけたりして。「ガーラサッカー」とよんでます。そのネズミを片付けようもんなら「遊んでくれるの！？じゃあガーラ隠れるからねっ」となり、まとまった時間がとられます。