なんの形なんだ…謎すぎる40年前のクッキー型 ナマケモノ、ポメラニアンなど予想の声が続々→正体判明に投稿者驚き

門倉 早希 門倉 早希

家で見つけた謎のクッキー型。うさぎやネコと思しき型があるなか、これは一体、何を模しているんだろう…。楕円で4つにぼんやりと波打った型は、一見しただけではなかなか想像がつきません。

そんなクッキー型を片手に「【急募】型抜きのこの型がなにをイメージしたものかわかる方」とXにポストしたのが、投稿者のうさぎ小天狗(@USAGI_koTENGU)さんです。うさぎ小天狗さんの投稿は1200回以上リポスト、引用リポストされ、なんの型なのか予想するユーザーが続出。ブタやワニ、乗り物やオバケといった予想のほか、木にぶら下がるナマケモノ、スコティッシュフォールド、ポメラニアンなど凝った型なのではと推測する声が届きました。

なんでも、このクッキー型はうさぎ小天狗さんが子どもの頃から家にあり、40年ほど前に親御さんが入手したものだそうです。うさぎ小天狗さんにお話を聞きました。

何の型か、母も「わからない」

ーーこのクッキー型を発見した経緯は

「年末、妹と姪が遊びに来ることになり、なにか一緒に遊べる楽しいアクティビティがあったらいいなと思い、子供の頃、クリスマスに妹と一緒に作った(アイシング)クッキーの家を作ることにしました。

生地を用意し、型紙どおりに家のパーツを切り出したところで、生地が余ってしまうことがわかり、もったいないからと、こちらも子供の頃、妹と一緒にクッキーを作るときに使っていた型抜きの型をひっぱり出しました。

並べた型を、姪と一緒に眺め、これはうさぎ、これは猫、これは鈴でこれは星……とやっている中に、なんともわからない型を見つけました。妹に聞いても覚えがない、母親にLINEで確認してもなんだかわからないという返事だったので、これで大喜利めいたことをしたら面白いだろうと思い、母親に送るために撮った写真をXにポストしました」

ーーうさぎ小天狗さんの予想は

「なんの予想もしていませんでした。ぼくには何がなんだかさっぱりわからなかったからでもありますし、一つの正解を探すより、その過程で色々な意見が出ることのほうが、個人的には面白いと思っていたので、あえて正解を思い浮かべなかったからでもあります。大喜利めいたことをしようと思ったのも、後者の気持ちがあったからです。『これなんだろうね?』と、みんなでワイワイやっている時間が楽しいと思いました」

正体はあの動物だった!

さまざまな予想や大喜利の回答のようなコメントが届くなか、ほかのユーザーから「この商品と似ていますよ」という声が届きました。商品ページに掲載された写真は、うさぎ小天狗さんの手元にあるクッキー型によく似ています。商品名に「ぞう」と記載されていることから、真横から見たゾウの姿をかたどったものだったようです。

恐らくゾウということが判明し、うさぎ小天狗さんは「いまでも同じ型が売られていることを教えてくださって、とても驚きました」。40年以上変わらず同じ商品が同じ姿のまま販売され続けていることにも驚いたといいます。

さらに、「ゾウじゃないかという意見は最初期から定期的に寄せられていたので、やっぱりわかる人にはわかるんだなあと思いました」と感心した一方で、「『やっぱりよくわかんないよね!』とわからない者同士共感できたことを面白がっていました。思い思いのイメージを投影して楽しんでくださっていたこともわかって、大喜利をしたかったぼくとしては、正解もわかり、大喜利もでき、双方よしの大成功と思いました」とコメント欄の盛り上がりも楽しんだといいます。

「次は、三月十四日のホワイトデーに合わせて、あの型でクッキーを大量生産して、ゾウも含めたいろんなクッキーをアイシングで作ってみたいなと思っています」とうさぎ小天狗さん。ゾウのクッキー型は40年以上経ってもまだまだ現役で活躍してくれそうです。

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