小児科医のせいむ(小児科のお医者さん)さん(@same_pedem)は、朝一番から普段診察している子どもが救急病院に運ばれたという連絡を受けました。大事には至らなかったようですが、救急医は思わぬことを言いました。
「朝イチで救急医から着信
『先生が肥満で診てる〇〇君ですが、昨晩事故にあって運ばれまして…治療頑張ったのですが……』
(え、嘘でしょ…まさかそんな…)
『………今日だけご褒美に好きなお菓子食べさせてもよろしいでしょうか』
いや元気なんかい!!
生きててよかったよ!好きなもん食え食え!」
せいむ医師がXにポストしたこの温もりにあふれる会話は大きな反響を呼び、「いいね」が13万件もつきました。
せいむ医師に話を聞きました。
ーーおやつを食べる元気があって安心しましたか。
「心の底からホッとしました」
ーー救急医は厳しいというリポストもありますが。
「救急医に厳しい方が多いかは施設によると思うので分かりません。小児科では子どものために融通を効かせた対応をする場合もあると思います」
ーーこの子はおやつをやめられるでしょうか。
「子どもだけでは難しいと思うので、やめられるように協力するのが小児科医と家庭の役割だと思っています」
ーー具体的にはどのようにサポートしたらいいのでしょうか。
「こちらから言ってもなかなか守れないので、本人に体重を減らすためにおうちで守るお約束ごとを考えてもらって、おやつはどうするか言ってもらいます。家庭ではまず余計なおやつを家に置かない、食べるのであれば決まった時間に決まった場所で決まった量を親の前で食べてもらうように説明しています」
このポストを見た人からは、
「良かったです。食べて良い許可も出て更に良かったです」
「生きてて良かった。救急医なんてベジータみたいな戦闘民族が多いのに、その口からお菓子ワードが出てくるギャップも好き。なんでもお食べ」
という甘〜い反響がたくさん寄せられました。
減量は大人でも厳しいものですが、先生方の融通の利かせ方は、まさに“神対応”でしたね。