犬を飼うにあたり、どれだけの費用が必要となるのでしょうか。株式会社モデル百貨(長崎県佐世保市)が、犬を飼っている全国の男女1409人(小型犬500人/中型犬500人/大型犬409人)を対象に調査を実施したところ、犬を飼うためにかかる一生の費用は、全種平均で「388万2754円」となりました。また、一生分の食費に関しては、全種平均「138万2776円」であることが分かりました。
調査は、同社が運営するクレジットカードメディア『MoneyGeek』にて2023年6月~7月の期間にインターネットで実施されました。
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同調査では、犬の一生にかかる費用として「食費(主食代・おやつ代などの合計)」「消耗品・雑費(ペットシーツや消臭スプレー、オムツ・トイレまわり消耗品代、おもちゃ、洋服など)」「ペットサロン利用料金(トリミングやグルーミングなど)」「医療費(病気やケガなどの通院費、健康診断、狂犬病予防接種、ワクチン接種、ペット保険など)」「初期費用(犬自体の購入代金、犬を迎えるにあたってかかった準備費用(畜犬登録、マイクロチップ装着、ベッドやトイレなど備品の購入)、避妊・去勢費用など)」を対象として、犬の大きさ(小型犬・中型犬・大型犬)別に、一生・年間・月の平均額を算出。
その結果、「犬を飼うためにかかる一生の費用」は、全種平均で「388万2754円」となりました。これを小型犬・中型犬・大型犬の大きさ別にみると、最も費用がかかるのは大型犬(452万5566円)で、次いで小型犬(365万1586円)、中型犬(347万1156円)の順となり、最も費用のかかる大型犬と、最も費用が掛からない中型犬の差は約100万円となりました。
なお、「一生分の食費」については、全種平均が「138万2776円」。最も費用のかかる大型犬(180万5738円)と最も費用が掛からない小型犬(108万1672円)では、約70万円の差がみられました。
また、ペットシーツや消臭スプレーなど、「一生分のトイレに関する費用」をみると、全種平均「57万6171円」となり、1カ月平均では「3253円」となりました。大きさ別では、費用のかかる順に、大型犬(65万30円/1カ月平均3670円)、次いで小型犬(55万7397円/1カ月平均3147円)、中型犬(52万910円/1カ月平均2941円)となっています。
さらに、「冷暖房費」についてみると、全種平均「14万9002円」となり、年間の費用は「1万95円」となりました。大きさ別に年間費用をみると、小型犬(1万3443円)、大型犬(8735円)、中型犬(8110円)となっています。
調査結果から同メディアは、「ドッグフードの栄養バランスや飼育環境の向上、医療の発達などの理由で犬の寿命はどんどん延びているといわれています。長年連れ添う大切な家族のため、責任とその分のお金がかかることを改めて認識できました」とコメントしています。
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【出典】
▽犬を飼う費用は一生で約388万円かかる!食費や医療費など犬と暮らす1,409人に調査
https://www.nc-card.co.jp/media/column/dog-lifetime-cost/