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道端で倒れていた子猫を新幹線でお迎えに 帰宅後すぐケージに入ってゴロン、部屋中を駆け巡る「爆走ランナー」に

渡辺 陽 渡辺 陽

倒れていた子猫

マイクくん(生後3ヶ月・オス)は、道端で倒れているところを保護され、役場に連れて行かれた。生後1ヶ月半くらいだった。役場の職員は、猫を飼っているA夫妻に「子猫を保護したが、どうしたらいいだろうか」と相談した。

子猫を預かることになったA夫妻が役場に子猫を引き取りに行った。猫風邪をひいてまぶたがくっついていたので、濡れタオルで拭いて目脂を取り除き、目が開くようにしたという。その後、動物病院へ行き、猫風邪用の目薬を処方してもらい、治療と家猫修行をしたそうだ。獣医師は、「もう少し遅ければ危なかったかもしれない」と言っていたという。弱っていたから母猫に見放されたのかもしれない。

一緒に生きていく

埼玉県在住のれこさんは、ずっと前から猫と一緒に暮らしたいと思っていた。

「毎日近所を散歩しながら、困っている猫がいないか探し回っていました(笑)。その話を、よく遊びに行く温泉地の宿の女将さんにお伝えしたところ、2023年6月14日の朝に『近所で子猫が保護されました』と連絡をもらい、その後、女将さんから小さな小さな子猫の写真が送られてきました」

猫風邪で開きにくくなった目を一生懸命開いてカメラを見つめていたその姿は、健気で何より可愛くて、れこさんは涙が止まらなくなったという。

「その時、マイクと一緒に生きていくと心を決めました」

明日も元気で一緒に遊んでくれたら大満足

7月4日、れこさんはマイクくんを迎えに行った。帰路、新幹線に乗って移動したが、マイクくんは暴れることも鳴くこともなく、静かにしていたという。
「帰宅してキャリーケースのドアを開けると、ケージに入ってごろん。帰宅後すぐにくつろぎ始めました」

女将さんから最初に写真を送ってもらった時、マイクくんは三毛猫に見えた。
「三毛猫は英語で『mike』と書きます。『よし、君はマイクや!』と名前を決めました(笑)。お迎えするまでマイクを育ててくださったご夫婦は、クミンくんと呼んでいたそうです。どちらも最高に可愛い、大切な名前です」

れこさんは言う。

「マイクはとにかく可愛い、何をしていても最強に可愛い子です。マイクの魅力を語る上で欠かせないのが、足の速さです(笑)。初めてケージから出した時も、怯える事なく爆走。曲がる時は身体を傾けてしっかりコーナーで差をつけるタイプの才能溢れるランナーです」

人間が仕事で留守にする時はケージで留守番しているが、ケージに誘導してドアを閉めると、すぐにトイレをするそうだ。
「トイレをしたら、人間は片付けるためにケージのドアを開ける」ということを理解しているようです。天才!です」

マイクくんと暮らしてれこさんは、「もう、最高!」の一言だという。

「何が最高かって、家に帰れば最高に可愛いマイクがいる。いたずらしたっていい、何もしてくれなくていいから明日も元気で一緒に遊んでくれたら大満足なんです。そんなことを毎晩考えながら、明日のキャットフードの計量をしています」

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