「スタンバイしやすく、飛び出しやすい」3分割できる1メートル角ダンボール爆誕 YouTuberも熱視線

金井 かおる 金井 かおる

 「一体誰が、何に使うの?」ーー3つのパーツに分割できる1メートル四方のダンボールが7月下旬、発売されました。通常のダンボールとは違う、意味ありげなふた。メーカー担当者に尋ねると、大型機器の輸送用だけでなく、今どきな職業の人たちからも問い合わせも入っていることが分かりました。

「大きな機械、吊り上げず梱包できる」

 「1メートル角 立方体ダンボール箱」を発売したのは、1953(昭和28)年創業の梱包用品メーカー「アースダンボール」(本社、埼玉県北足立郡伊奈町)。

 「輸送用パレットの標準サイズ1100ミリ×1100ミリに合うダンボールが欲しい」という顧客からの声を受け商品化。ふた、スリーブ(側面部分)、底の3つに分割できるのが特長。大型の荷物でも、高さ約150ミリの底部分に載せ、あとはスリーブとふたをかぶせるだけで梱包が完了。精密機器メーカーなどからの問い合わせが多く、「大きな機械を1メートルの高さまで吊り上げることなく梱包できると好評です」(同社担当者)。

意外な需要「人が入れるサイズが…」

 意外な使い道もありました。それは学校行事や結婚式などイベントでのサプライズ企画です。人が中に隠れて舞台に登場し、主役や参列者を驚かせるのにぴったりなのだとか。

 同社にはこれまでも「人が入れるサイズの箱がほしい」という要望は数多く入っていたそうで、その都度、オーダーメードで製作していました。担当者は今回の商品について「通常のダンボールよりも、人がスタンバイしやすく、飛び出しやすい構造です」とアピールします。

 7月26日に発売後、順調に売れ始めており、ユーチューバーや番組制作会社などからの問い合わせも入っているといいます。

 箱は着色せずに、あえてダンボール感を残したデザイン。「用途に合わせて、自由にアレンジしてもらえたら」(同社担当者)

 アースダンボール通販サイトで販売中。1枚18000円(税込)。材質K6、厚み8mm厚、重量7182g、内寸法1000×1000×1000mm、外寸法1093×1093×1016mm。

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