「イスから下りられなくなったむぎちゃんを助けた、と息子６歳が言うので、ペットカメラ見てみたところ確かにレスキューしていた」とつぶやき、柴犬勇者むぎ（@shibayuusha）さんがTwitterに投稿した動画が話題です。
約５４０万回再生され、約３４万のいいねがついたその動画に映っていたのは、ダイニングチェアに登って下りられなくなった柴犬……に気づいた小さな男の子が、椅子の前に四つんばいになり、柴犬が椅子から下りられるように「台」になってあげる様子！
「この発想はなかった。これは仲間の行動や」「（男の子の身体のサイズ的に）だっこよりこっちの方がお互い安全かもしれないです。かわいすぎる」「尊いです♡」と、絶賛のリプライが殺到した少年と柴犬の「友情」について、投稿者の柴犬勇者むぎさんにお話を聞きました。
柴犬の「判断力」に感動
「犬『い、いいの…？』って感じがたまらん」「戸惑いながらも背を借りる感じ、信頼関係が見えて良いですね」というリプライも寄せられた、心優しい息子さんのおかげで無事に椅子から下りることが出来たわんちゃんは、１歳８カ月になる柴犬の男の子、むぎまるくん。むぎくんを予想外のアイデアで無事にレスキューしたのは、柴犬勇者むぎさんちの６歳になる息子さんです。
身体の小さな自分が無理に抱っこするよりも安全にむぎくんを助ける方法をとっさに思いついた少年と、その行動の意図をすぐに察知した柴犬、むぎくん。「猟犬」としても活躍してきた柴犬は、集中力よりも判断力に優れていると言われています。今回の動画から垣間見えるのは、まさに柴犬の持つ「判断力」の素晴らしさ！
「意思疎通が完璧…！これぞ犬と人間のあるべき形ですね」という称賛のリプライも寄せられた、心優しい息子さんと判断力抜群のむぎまるくんの「友情」について、むぎまるくんの飼い主さんにお話を伺いました。
みなさんの「優しい」の言葉が嬉しいようです
ーー動画はペットカメラの映像とのこと。この時、お家には息子さんとむぎまるくんだけだったのですか？
「子どもがリビングで一人で遊んでいて、私は奥のドアの向こうでテレワーク会議をしていました。子どもが棚の上のものを取るために椅子を出したようで、そこに犬が登ったみたいです。ただ登りたかったからかな、と思うのですが、なぜ登ったのかは犬に聞かないとわからないですね…」
ーー息子さんと同じことをしてみたかったのかもしれないですね。「小さい体には抱っこより安定していましたね」とツイートされていましたが、今回のレスキュー方法を思いついた息子さんの発想力、素晴らしいですね。
「自分の発想で解決したのが偉いなぁと、感心しました。むぎは抱っこが嫌ではないのですが、子どもはまだ６歳で身体が小さく、成犬になったむぎまるを上手に抱っこできないので、違う方法を思いついたようです」
ーーお家には娘さんもいらっしゃるそうですが、お子さんたちとむぎまるくんの関係はどんな感じなのでしょうか？
「娘も息子もむぎまるのことが大好きで、家に帰ると留守番をしていたむぎまるにすぐにかけ寄ったりしています。むぎまるの方は、ツンデレというか、ちょっとつれない態度っていう感じです」
ーー今回のたくさんの反響のこと、息子さんは何かおっしゃってましたか？
「息子は８月で６歳になったばかりなのですが、コメントを下さったみなさんが”優しい”とほめてくださっているのがとても嬉しいようです」
◇ ◇
ペットカメラが目撃していた、少年と柴犬の「友情」。これからもっと素敵な「相棒」になれるといいですね。
