働きながらでも2年で保育士や幼稚園の先生に…数少ない「昼夜間部」がある保育専門学校 来春神戸に開校

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 少子化問題が叫ばれる中、保育士・幼稚園教諭不足も昨今の課題のひとつ。そんな中、2024年4月、神戸市に資格取得をサポートする「神戸スバルが丘保育専門学校」が開校する。「昼間部」と「昼夜間部」の2コースがあり、ともに2年でカリキュラムを修了できる。現在、オープンスクールを開催しており、気になる人はぜひ、のぞいてみてはいかがだろうか。

全国的に珍しい昼夜間部があり、カリキュラムは2年間!

 来春にオープンする「神戸スバルが丘保育専門学校」は「学校法人スバルが丘岸本学園」が運営する。場所は神戸地下鉄「新神戸駅」から北へ徒歩約10分の神戸市街を眼下に見下ろす高台に建つ。どんな特徴があるのだろうか。開設準備室責任者の武内幸則さんに聞いてみた。

 まずは「昼間部」と「昼夜間部」の2コースがあり「昼夜間部」はその名の通り、働いている人や家事をする人などを対象にしており、平日は夜間(17:30~20:40)、土曜日は昼間(9:00~16:10)に受講する。

 全国的にみて保育専門学校に「昼夜間部」があるのは珍しいそうで、その上、夜間コースのカリキュラムは通常3年間だそうだが、ここでは「昼間部と同じように2年間で保育士資格と幼稚園教諭二種免許がダブル取得できるのが特色の一つです」とのことだ。

 学校側ではほとんどの人がダブル取得を目指すものと考えているそうだが、近畿大学九州短期大学通信教育部と連携していることから幼稚園教諭二種免許の取得が可能となっている。

 働く人にも門戸を開き、資格を取れば、卒業後は即戦力として、認定子ども園や幼稚園、保育園で働くことができるというのも魅力だ。武内さんは「学生さんだけでなく、新たな職場で働きたいという、社会人からの問い合わせも増えています」と言う。

夜はシャトルバスを運航するなどサポート体制にも注目

 校舎はグループの神戸第一高等学校と隣接していて、同校のグラウンドや体育館などが利用できる。昼間部は食堂も利用可能だそうだ。また、昼夜間部では夜の授業も安心して受けてもらいたいと、三宮―新神戸―専門学校を結ぶシャトルバスでの送迎を予定しているという。

 指導は座学、実務それぞれのベテラン講師が担当。学生たちと年齢の近い保育士経験のある先生もいて、学習から就職までサポート体制も万全。また「授業では1人に1台、ピアノを準備しています。加えて、今や授業には欠かせないタブレット端末も1人1台、2年間無償貸与します」と武内さんは話す。

学校を知るなら「オープンスクール」へ

 開校は来春。現在は「神戸スバルが丘保育専門学校」を知ってもらおうとオープンスクールを実施している。「施設見学」ではキャンパスや保育士の仕事や子どもと関わることの楽しさなども体験することができるという。「個別相談」も受けつけていて、保育士を目指す生徒や社会人に向けて学校生活や就職についてのアドバイスを受けることもできる。

 「新しい学校だけに、1人でも多くの人に知ってもらいたいと、積極的にオープンスクールを開催しています」と武内さん。今後のオープンスクールは8月20日、9月10日などを予定。10時~13時までは事前申し込みがなくても自由に参加できる。また、新神戸駅から送迎もしてくれるという。

   ◇   ◇

▽「神戸スバルが丘保育専門学校」
神戸市中央区葺合町寺ケ谷1番地(地下鉄新神戸駅から徒歩約10分)
電話078-242-4811
https://kobe-subarugaoka.com/

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