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「なめ猫」ヒントに発案!話題の“魚の免許証”とは?「使ってみたい」の声続出…ゴールド免許に選ばれた魚は

小森 有喜 小森 有喜

「上野の飲食店に置いてあって一目で『なんじゃこりゃ!?』となった」

魚の写真をあしらった運転免許証のようなカードが、X(旧Twitter)で話題になっています。その正体は、国立科学博物館(東京)で開催されている特別展「海 ー生命のみなもとー」の割引券。魚の生態や生息海域をユーモラスに紹介したデザインについて、企画展の担当者に話を聞きました。

Q.免許証のようなデザインにしたきっかけや意図を教えていただけますでしょうか?

A.「魚が身分証を首からかけていたら面白いのに」と思っていたところ、駄菓子屋で集めた「なめ猫」免許証が頭をよぎり、今回の割引カードを発案しました。

(編集部注:なめ猫…1980年代に流行した、暴走族風の身なりをした猫のキャラクター企画。免許証デザインのカードやステッカーが人気を集めた)

Q.割引券のデザインは全部で何種類ぐらいあるのでしょうか。

A.シイラ・マンボウ・カツオ・インドネシアシーラカンスの4種類に加えて、シークレットカードとして、マリアナスネイルフィッシュがあるので、全部で5種です。シークレットカードはゴールド免許証風にしています。

Q.担当者目線でイチオシのデザインがあれば、その魚の種類と理由を教えてください。

A.本展の目玉展示の一つである、マリアナスネイルフィッシュのゴールド免許風カードがイチオシです。レアカードのため印刷枚数が少ないことから、特別感がでるようにゴールド免許風にしました。見つけた人がいれば、ぜひSNSなどで発信していただきたいです。

ちなみに、割引券の正式名称は「魚の免許証風割引カード」。例えば、マンボウであれば「歯は上1本と下1本の計2本に限る」、シイラは「ハワイではマヒマヒと呼ばれている」など、豆知識が記載されています。冒頭のツイートはすでに3万件以上のいいねを集めており「センスありすぎる」「これは欲しい」「カツオの学名とか勉強になった」と好評のようです。

特別展「海 ー生命のみなもとー」は、10月9日まで(9月月曜は18日を除き閉館)。海の誕生から現在までの歴史、生物や人と海の関わりといったトピックを、多彩な標本やパネルで紹介しています。

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