本物のチーズバーガーとは、こういうことなのか―。ハンバーガー大手「バーガーキング」のタイの店舗で販売された「REAL CHEESE BURGER（リアル・チーズバーガー）」が狂気的だと、SNS上で話題になっている。肉や野菜、ソースは一切入っておらず、その名の通り20枚のチーズがバンズに挟まれているだけ。現地で食べた人は「食べてみたい気持ちは嘘じゃなかったけど二度と食べたくない。誰だこの企画通したやつ」と辛辣な食レポを残している。
「ジョークじゃないよ。これは本当だ」。タイのバーガーキング公式Facebookがそんな文言で呼び掛け、7月11日から13日まで販売された商品。通常のチーズバーガーが380バーツ（約1500円）だが、「リアル・チーズバーガー」は109バーツ（約430円）。約2260kcalあるという。商品開発の背景の一つとして、タイでは、若い世代にチーズの人気が高く、あらゆる料理に振りかけているのが定番だとCNNは報じている。
日本で再現する猛者登場
現地で購入して食べた男性（21）は「一口目はおいしかったけど…想像通りのチーズの味が口の中に広がり、そのままこびりつくような感じです」と説明。2口、3口と食べ進めるごとにその感覚は濃くなったといい、「完食しましたが、最後までおいしくなかったです。企画を会議に通して偉い大人たちがゴーサインを出したという事実を考えると、ある意味で感嘆と呆れのようなものがあります」と話した。
男性がツイッター（現X）に投稿すると、返信欄にコメントが続々「絶対無理」「食べてみたい」「狂気の沙汰」のほか、ジョークを交えて「反バーガー」と書く人もいた。
リアル・チーズバーガーの話題は日本でも盛り上がっており、再現したいと考える猛者も登場。口頭注文できる店で20枚分のチーズをトッピングで頼み、バンズに挟んでもらうことで可能になるようだ。
