「ココナッツにストローを刺して飲めるんだー!」夢を実現しようと思ったら…「私も死闘を繰り広げました」

太田 浩子 太田 浩子

 ココナッツの実から直接果汁を飲むことは、現地でしか体験できないことだと思っていたので、ストローを刺すハードルがどれだけ高いのかもあわせて検証したい!と思い、筆者もヤングココナッツを購入することに。

 MIKIさんにマックスバリュやイオン系のスーパーで売っていると教えてもらい、電話で問い合わせしたところ5軒目で置いてあるお店を発見。個体差があるということだったので、3個くらい購入して検証したかったのですが、残念ながら最後の1個でした。また、オールドココナッツ(成熟させたもの)も隣にあったので、こちらも購入してみました。(ヤングココナッツ321円、オールドココナッツ429円)

 まずヤングココナッツからトライ。パッケージを外してしまうと「ここからココナッツジュースが飲めます」の位置がわからなくなるのかも?と思い、ペンでしるしをしておきました。いざ、ストロー挿入!と思いましたが、硬い殻にあたって刺さりません。少しずらして刺してみたりしましたが、やはりちっとも刺さりません。

 説明を読むと「ナイフで果皮を切ると3つの柔らかい箇所が現れます」とあったので、上から少しずつスライスしてみることにしました(殻までは包丁でカットできます)。すると、突然はっきりした丸が現れました。そこに刺すと、スポッとスムーズにストローが刺せるじゃありませんか。やった〜! 丸がはっきり現れるまでスライスするというコツを掴めば、次からはすぐ飲めそうです。

 味は、スポーツ飲料をすっきりさせたような感じがしました。おそらくよく冷やしたほうが美味しいです。

 果肉は、ストローを刺した側と反対側の実がとがっている箇所に、包丁の角を何度か叩きつけると、パカッと殻を開くことができました。スプーンで果肉をかき出してみると、つるんとしたイカのような見た目。果肉そのものにほとんど味はなく、オリーブオイルと塩胡椒をかけると、さっぱりしたおつまみになりました。

 次は、オールドココナッツに挑戦です。成熟したココナッツはカチカチの殻で、みるからに手強そうです。ところが、こちらは穴がはっきり3つあり、そのうちのひとつに「open」のプリントが。そこをハサミの先で少し削ってストローを刺したらスポッとさせました。こちらは簡単!

 味は、ヤングよりもココナッツの風味が強くて、甘味も増しています。

 こちらはジュースを飲むのは簡単でしたが、果肉を出すのが大変でした。4分ほど電子レンジにかけて、タオルで包んでトンカチで叩き割ると動画で解説されていましたので、その通りにすれば割れたのですが、そこから硬い果肉だけを取り出すのが難しいです。果肉をスライスしてオーブンで焼いてみたところ、ココナッツの香りとほんのりした甘さが楽しめました。ココナッツロングのようにお菓子に使ってもいいのかもしれません。

 というわけで、コツを掴めばジュースを飲むのはどちらも簡単だということがわかりました。添加物なしで、栄養たっぷりのココナッツウォーターが飲めるのは魅力といえるのではないでしょうか。また、現地気分も味わえますし、夏休みにお子さんと挑戦してみても楽しいかもしれませんね。

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