愛犬と暮らしていると「もっと仲良くなるにはどうすればいい?」「このしぐさはどういう意味?」と疑問に思うことがよくあります。犬を愛する人やこれからワンコを迎えたい人に読んでほしい専門書、それが『Shi-Ba』(辰巳出版)です。
2001年創刊、最新号(夏号)で128冊目となる柴犬をメインとした日本犬の専門誌です。日本犬に特化した内容でありながら、しつけや悩み解決の特集など、あらゆるワンコの気持ちを理解し、より親しくなるための情報満載の一冊です。
特に気になる「より仲良くなるためのコツ」「ワンコの仕草」を抜粋してご紹介します。
犬の行動に対して、飼い主が「とるべき最適な行動」とは?
愛犬との信頼づくりは、お互いにとって一番大切なことです。
「信頼関係の度合いによって犬の反応が変わる」ことがあるため、常に頼れる飼い主でいたいもの。そのために飼い主が日常の様々なシチュエーションで「とるべき最適な行動」を見てみましょう。
◼️他の犬と接近する場合
愛犬が他の犬を苦手とするならば無理に近づける必要はなし。愛犬が友好的で、相手の飼い主さんに同意を取れたならば挨拶してOK。愛犬がフレンドリーだとしても先方の許可なく近づけるのはNG。
◼️アイコンタクトを求められた場合
犬が飼い主の目を見るのは「困った、どうしよう?」や「これでいい?」という意味が含まれている。犬の目線に気づいたらすぐにアイコンタクトを取り、犬の行動が正しければほめてあげると良い。
◼️しつこく遊びに誘われる場合
全ての誘いに乗る必要はない。愛犬がひとり遊びを始めたとき「いい子だね〜」と褒めることが大切。犬が「ひとりで遊べばほめられる」と学習してくれる。
このようなワンコの行動をもとにした、「犬×人」「犬×犬」「犬×猫」の3つの組み合わせで、「とるべき最適な行動」が複数紹介されています。
愛犬がその行動をとるとき、どんなことを伝えようとしているか?
次に愛犬と会話する際のポイントです。愛犬の行動をもとに、「今何を考えているのか」「何を伝えようとしているのか」がよくわかります。
◼️においつけをしている場合
犬はにおいから多くの情報を得ている。自分のにおいを置いておくことで他の犬への情報提供となる。
◼️遠吠えしている場合
犬同士、遠くの相手とのコミュニケーションのひとつとなるのが、声を出して知らせる遠吠え。
◼️排泄している場合
ボディランゲージにもあるが、においを置くことでその場にいない相手に対する意思表示の意味も。
また、『Shi-Ba』では愛犬の姿勢の状態も細かく紹介しています。近くにいる相手に対し、仕草・行動を使ってのボディランゲージでコミュニケーションを取っています。