高知でカツオのたたきを頼んだら、ニンニクが大量についてきて…。「地元の皆様はこれ食べ切るんですか…？」という問いかけが注目を集めています。
「高知でカツオのたたき頼むと必ずニンニクが食べ切れない量出てくるんだけど、地元の皆様はこれ食べ切るんですか……？」
ツイートしたのは、野食ハンターとして知られる「茸本 朗（たけもとあきら）（@tetsuto_w）」さんです。（※野食ハンターとは、野生の動植物をとって食べる人のこと）
ツイートには、ざっくりスライスの大量のニンニクが、舟盛りの角にこんもり盛られた写真が添えられています。パッと見た感じ、ニンニク５カケ分くらいはありそう。それに対してカツオのたたきは、大きめのものが１０枚。つまり、カツオのたたき１枚に、ニンニク半カケくらいを食べるということらしい。リプライには、思わず「胃腸は無事なのでしょうか？( ﾟдﾟ)」という感想も飛び出します。
これに対して「自分地元が高知ですが… 適量ですね😁」「食べ切れるか？どころか、カツオより先に食べ切ってしまっておかわりが欲しいほどだったり」「食べます食べますΨ( 'ч' ☆) (:D)┓ﾍﾟﾛﾘﾝﾁｮ 翌日元気いっぱいです(ง ˙˘˙ )ว」などと、高知県民にとっては足りないくらいだという回答がならびました。
茸本さんは、イオンで買った「カツオの太巻き（土佐巻き）」にも大量のスライスニンニクが入っていたことを報告。５日間の滞在中に致死量のニンニクを摂取してしまうのではないかと不安を口にしています。高知には、今回初めて訪れたという茸本さんに、詳しいお話を聞きました。
──滞在中に何度もカツオのたたきを召し上がられているようですが、ずっとニンニクが多いと思われていたのでしょうか？
はい、初日の夜に「ひろめ市場」でカツオのたたきを頼んだときからずっと「多いな！」と思っていました。胃を痛めそうなので初日と２日目は残しましたが、３日目からは別に頼んだラーメンにトッピングするなどしてすべて消費しました。そもそも高知のニンニクはあまり辛過ぎない感じで、いっぱい食べてもそこまで胃に来ないことに途中で気づきました。さすがに最終日には多少胃がもたれましたが…。
──滞在中にニンニクをかなり摂取したのですね（笑）。問いかけに対して、全部食べるし足りないくらいというコメントが多かったです。
さすがだな、と思いました。とくに「薬味でカツオを食べるのではなく、カツオで薬味を食べる（くらい薬味が好き）」という言葉に高知の食文化を感じました。ぼくの住む関東でも、スーパーに並ぶミョウガや生姜などは高知産が多く（国産ニンニクは青森産が多い）薬味野菜が豊富で美味しい地域ならではなのだろうなと推測しました。
──高知の清流「仁淀川」で「ゴリ」「フナ」「ナマズ」を捕って、料理して食べるところまでをYouTubeで公開されています。いろいろな情報が挟まれていて、興味深く拝見しました。撮影のために高知を訪れたのですか？
今回の高知は、観光と仕事（動画の撮影）で伺いました。高知で特に印象に残ったのは、川の水の美しさですね。滞在中ほとんどの時間を川べりで過ごしました。
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高知に住む人にも、ニンニクの量について聞いてみたい！ということで、茸本さんも「カツオのたたきの聖地としてTwitter界隈で広く知られる」と紹介していた、多田水産さんにお話を伺いました。
──高知では、一般的にカツオのたたきにどのくらいのニンニクをのせるのでしょうか？
刺身一切れにニンニクスライスを１〜３枚位。小粒の新ニンニクなら丸ごともアリです。
──やっぱりそれくらいは食べるのですね。ニンニクは、辛そうだし、胃にもたれそうって思っちゃうのですが、切っただけなのですか？
飲食店では水にさらす所もありますが、基本、スライスしただけの生。辛いほどうれしい。胃もたれはないです。
──辛さがいいと！ ニンニクなしはあり得ない…？
ニンニクは必須！！ たまに生姜を添えたりされる方もいますが、基本、ニンニクのみです。
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全国的には生姜に醤油かポン酢がお馴染みのカツオのたたきですが、高知ではニンニクたっぷりがスタンダードのようです。カツオのたたきにニンニクが未経験の方は、体験してみてはいかがでしょうか。
【茸本 朗さんプロフィール】
野食家、ブロガー、YouTuber。野山に混じりて食材を採りつつ、日々の食卓に並べて暮らす「野食ハンター」を生業として暮らす。
■「野食ハンター茸本朗（たけもとあきら）ch 」（YouTube） https://youtube.com/@hunter.takemoto
■「野食ハンマープライス」（ブログ） https://www.outdoorfoodgathering.jp
【多田水産】
「道の駅かわうその里すさき店」（高知県須崎市）で、土佐のわら焼き鰹たたきの実演販売をおこなう。１節（約３人前）から、たたき作り体験も。通販にて県外発送可能。
■多田水産（HP） https://www.tadasuisan.com/
■多田水産（Twitter） https://twitter.com/tada2547
