4度目の譲渡
ちいちゃん(メス・7歳)は、2019年11月、愛知県に住むNさんが当時付き合っていた人が飼っていた。それまでに飼い主は3度変わり、食事は1日1食、犬の登録をしたかどうかも曖昧、トリミングは半年に一度、お散歩なしという状態だった。2020年5月ごろからは、月に数回、Nさんの実家に泊まっていたため、2匹の先住猫との相性を確認した上で、7月にちいちゃんを保護したそうだ。
Nさんは、2020年9月にお付き合いをしていた人と別れた。そして、ちいちゃんの管理について話し合いをすることとなった。Nさんは、ちいちゃんを前の飼い主たちに返されたら困るので、男性の承諾を得て、即市役所に向かい、譲渡のため正式な手続きを取ったという。
飼い主も犬も幸せに
「ちい」という名前は、1人目の飼い主が付けたものである。由来はアニメやゲームのアイドルキャラクターから来ているという。
ちいちゃんとの出会いがきっかけで、Nさんは長年苦しめられていた精神疾患が劇的に回復したそうだ。
「感謝の気持ちでいっぱいです。この子を幸せにしたいと強く思い、何の迷いもなく4度目の飼い主になりました」
ちいちゃんはドッグランに行くと、他の犬に大人気。異常に好かれて揉みくちゃにされたり、追いかけられてもちいちゃんの足が遅すぎて1人必死な顔になっている。そんなところが可愛いのだという。