友人たちと泊まり旅行「恋バナしよ~」→「自分、恋バナないんで戊辰戦争の話します」→友人たちのリアクションは?

中将 タカノリ 中将 タカノリ

友人たちとの恋バナをめぐる胸熱エピソードがSNS上で大きな注目を集めている。

「これは惚気(のろけ)話なのですが、高校時代の友達数人(not歴史オタク)と泊まりの旅行に行った時、夜『恋バナしよ~~』みたいな流れになって、私は恋バナの手持ちが無さ過ぎて自分のターンの時に『自分の恋バナ無いんで、戊辰戦争の話していいすか?』と言って黒田清隆と榎本武揚の話をした事がある」と件のエピソードを紹介したのは歴史ファンの乱会さん(@ransedoukoukai)。

大学時代、高校からの友人たちと旅行した乱会さん。みんなが恋バナで盛り上がる中、提供できるネタを持たない乱会さんは戊辰戦争における黒田清隆榎本武揚の友情話を語ったのだった。

結果は「友達は『敵同士でも相手を認め合って生涯の友情を築いた、いい話だね…』『帰ったら日本史の教科書読み返すわ…』と反応してくれて、良い友人達を持ったな……っていう友人惚気(のろけ)話でした」と、なんとも胸熱なこのエピソード。

乱会さんの投稿に対し、SNSユーザー達からは

「いいお友達がいてよかったです!これはたしかに惚気ですね」
「熱い。これドラマ化していいくらい熱い。」
「敵将である榎本武元に惚れ込んで新政府に命をかけて助命嘆願する総大将黒田清隆、いいよね?」

など数々の称賛の声が寄せられている。

投稿者さんに聞いた

乱会さんに話を聞いた。

ーー戊辰戦争の話題を切りだそうと思ったのは。

乱会:実は一緒に旅行していた友人達は腐っているタイプの友人だったので、「黒田清隆と榎本武揚のアツイ友情エピソードは、このメンツ相手なら一種の恋バナとして受け取られるのでは?」と思ってこの話をしました。この時はたまたま自分の中で幕末がアツかったので戊辰戦争の話をしましたが、自分の恋バナが本当に全然ないので、恋バナ披露イベントが発生した際は基本的にほぼ全て「歴史上の(至極広義の)恋バナエピソード」で乗り切って生きております。

ーーご友人たちのリアクションへの感想は。

乱会:「って、そういう(BLエピソード的な)恋バナか〜い!」くらいのツッコミが返ってくるかなぁと思っていたのですが、友人達は邪な目線や下心一切無く「シンプルな友情感動エピソード」として受け取って黒田清隆と榎本武揚の友情に感動していたので、己の心の汚さを恥じましたね。

ーー今回の反響について。

乱会:こんなに拡散されるとは思いませんでした。結構日常的に発生する類のやりとりを軽い気持ちでツイートしただけなので……。反響が99%、私のことも友人たちのことも好意的に受け取ってくれる好意的な内容だったのも驚きました。長いTwitter戦士歴から「ツイートがある程度伸びたらコメントの半分くらいは謎の喧嘩腰クソリプになることを覚悟せよ」を家訓として生きているので、今回の件で「世界、私が思ってるより優しいじゃん…」と思いました。これも含めていい話かもしれません。

◇ ◇

明治維新の頃の歴史に詳しい方ならご存知だろうが、黒田清隆と榎本武揚の友情はもはや恋と呼んでいいほどの激熱ぶり。ご興味をもった方はぜひWikipediaサーフィンなどして詳細のエピソードをチェックしていただきたい。

乱会さん関連情報
Twitterアカウント:https://twitter.com/ransedoukoukai

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