結婚を決断する上で大いに気になるのが、「義両親」や「実家の環境」がどんな雰囲気なのか！？というところ。
トンテキカツ美（@Katsumi_Tonteki）さんのお母さんも、恋人の「お義母さん」がどんな人なのか、どうしても知りたくなり、単独、そして極秘で恋人の実家を偵察！
そこで起きた予想外のハプニングと衝撃の出会いについて、トンテキカツ美さんがTwitterに投稿した一連のツイートが話題になりました。
「きっとあれがお義母さんだ…っ！」
「ど田舎出身の父と結婚が決まりそうだった都会出身の母。義母になる人と相性が合うか不安すぎて、単身レンタカーで数時間かけて父の実家を偵察に行ったんだって。山越え谷越え川を渡り、たどり着いたのは、想像の数倍をいくど田舎。若干腰が引けながら、集落の中を恐る恐る父の実家に向かった」
「どこまでも続く田んぼと舗装もおざなりなカントリーロード。時々道端から飛び立つとんでもねぇ数のスズメの群にビビったりしながら、なんとか父の実家にたどり着いた。田舎らしい、庭の広い平屋の家。ちょうど女性が庭で洗濯物を干すなどしている。『きっとあれがお義母さんだ…っ！ 』」
「ドキドキしながら、よく顔を見ようと車の中で身を乗り出した…つもりが、うっかり車ごと乗り出してしまい田んぼのあぜ道に盛大に脱輪してしまった。エグい音とともに傾く視界。生まれてはじめてのガチの悲鳴を上げながら、若かりし母は車の中で宙吊り状態に」
「完全に斜めになった車の中でパニックになってどれくらいの時間が経ったのか、コンコン、と車を叩く音。そして聞こえる何人かの人の声。見上げると、知らない人たちが窓を叩いて母を呼んでいた。そして、動けない母の代わりにドアを開け、ゆっくり車内から引っぱり上げてくれた」
「ろくにお礼も言えずに泣きながらへたり込む母。怪我はないか大丈夫かと心配してくれる村人たち。その時、そっとあたたかなお茶とお饅頭を差し出してくれる手があった。やっと顔を上げた先には、ふくよかな優しそうな女性の笑顔。それが、後の義母との初めての出会いだった」
「その後は近所の農耕車が出動して車を引っぱり上げてくれ、少々ボコボコになったレンタカーでなんとか帰宅した。義母を含めた村人たちにはめっちゃ顔を伏せながら何度も何度もお礼を言い、途中で食べなさいとたくさんのお菓子を持たされたそうな」
「数ヶ月後、父からプロポーズされた母は両家の顔合わせのため、料亭で再び義母と相対した。真意は定かではないが、その時言われた言葉を母は一生忘れない」
「素敵な方で本当に安心したわ。不思議なんだけど、あなたとは初めて会った気がしないの」
素敵なドラマが始まりそう
「短編小説」のような展開と軽妙な文章に、爆笑と感動のリプライが殺到しました。
「登場人物みんな素敵だ」
「なんかのドラマが始まりそう」
「時間がないのに最後まで一気に読んじまったぜ」
「助けたお祖母様が覚えてないってさらに素敵ですね。お祖母様にとっては当たり前の親切だったのかなと深読みしました」
「わたしもこんな姑になりたいです」
寄せられた多くのリプライに対して、「優しく気遣う祖母を見て『結婚して大丈夫だ！』と思ったそうです」「母的には結婚前からクライマックスだったそうです（笑）」「稲刈り直後の時期だったため、本当にとんでもねぇ数のスズメだったそうです」と、楽しいツイートをしていたトンテキカツ美さん。
「少々ボコボコになったレンタカー」の行方も気になる、＜実母と祖母の衝撃の出会い＞について、詳しくお話を聞きました。
