「温泉の休憩室の畳の間みたい」水のないプールで脱力ムードのアザラシたち 毎週のルーティンには深い意味があった

伊藤 大介 伊藤 大介

北海道小樽市のおたる水族館(@otaruaquarium)で、プールの水を抜かれたアザラシが話題です。姿があらわになったアザラシたちはくつろいでいるような、ダルいような、何とも言えない脱力ムードです。Twitterに投稿された写真には11万件を超えるいいねが付き、「なまこに見えた」「打ち上げられたマグロかな?」「布団はがされてブーブー言ってそう」「早く水入れて~」と思い思いのコメントが付きました。実際のところ、アザラシは水を抜かれて嫌がっているんでしょうか。おたる水族館に毎週水を抜く理由を聞きました。

やせたり太ったりしていないかチェック

Twitterに写真を投稿した飼育員に聞きました。

ーーなぜプールの水を抜くんですか?

「やせたり、太ったりしているアザラシがいないかチェックします。後はケガをしていないかも見られます。頭や背中側は日々確認できますが、おなかの方は水を抜いた方が見やすいんです。毎週、水を抜いてますよ」

ーーアザラシは水を抜かれて嫌がっているんでしょうか?

「別に嫌がってはいません。アザラシは魚と違って、水中じゃなくても体に負担がかかりませんし、陸上で休んでいることもよくあります。飼育員が入ってきても逃げませんし、ジタバタするわけでもありません。

毎週やっていることなので、彼らも『いつものことか』と思っているのかもしれません。(くつろいでいる?)そうですね、休んでいるという感じですかね」

◇  ◇

11万件のいいねが付き、「なかなか見れない貴重な光景」「ふくふくころころ」「温泉の休憩室の畳の間みたいになってる笑」などと好意的なリプライが多数寄せられ、担当の飼育員は「毎週行っている作業にこんなに反響があるとは思いませんでした」と驚いていました。

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