小さな男の子とゴールデンレトリバーが窓辺で見つめ合う画像がInstagramで注目されています。人間と犬は友人になれると言いますが…?
ゴールデンレトリバーはカイくん(12歳)。飼い主のkumi3286さんは、「気になるなぁ…同じ高さの目線で見る景色、フタリにしか見えない景色、言葉のないおしゃべり。何の相談してたのかなぁ???」と投稿しました。
男の子はお孫さんのゆうくん(1歳9カ月)なのですが、カイくんとどんな話をしているのでしょうか。kumi3286さんに聞きました。
—カイくんは、いつお迎えされたのですか。
「12年前に私の夫ががんで亡くなったのですが、その2カ月後に迎えました。夫は生前にゴールデンを飼いたいと言っていて、『がんが治ったら飼おう』と、娘と約束していたのです。でも、残念ながら約束は果たせず。当時、うちには長男(16歳)と長女(10歳)がいましたが、私たちはお互いを気遣いながら感情を押し殺すように暮らしていました」
「そんなある日、偶然、ペットショップでカイと出会い、3人で泣きながら話し合って、夫の誕生日に迎えることにしたのです」
—お迎えして良かったと思いますか。
「はい、カイはいつも人の気持ちに寄り添ってくれる子で、私たちをずいぶん癒してくれました。長男はカイのことを本当の弟のように思っています」
—ご長男の息子さんがゆうくんなのですね。
「そうです。もともとカイは小さな子に興味を示さなかったのですが、生後1カ月のゆうには何故か興味津々で。一瞬で家族だと認識したようでした。ゆうも全く怖がらず、触ったり毛を引っ張ったり、乗っかったりしていました」
—小さい弟という感じなのでしょうか。
「そうですね。ゆうがオヤツを食べていると、カイが欲しそうに隣にくるので、ゆうがよく怒っています。兄にオヤツを取られるんじゃないかと、怒っている弟みたいな感じです」
—何をお話ししているのでしょうね。
「ゆうはまだおしゃべりができないので、私たちには分かりませんが、何やら不思議な言語で話しかけているので、きっとカイには通じているのでしょう。ゆうとも兄弟のような関係でいてほしいなと思っています」