創業120年の老舗玩具メーカー、乱心!? Twitterを騒がせた「無限うんち製造機」の謎に迫る

黒川 裕生 黒川 裕生

「今日はう〇ち日和。」という謎の投稿で注目を集めているのは、子供用玩具の製造・販売を手掛ける池田工業社のTwitterアカウント。1902年創業の老舗が突如、雪をうんちの形に固めて遊ぶ「無限うんち製造機」のデモ画像と動画を発信したのである。「これめっちゃ欲しい(笑)」「子供たちが盛り上がりそう」「無限うんち この文字列だけで今日も元気になれる」などと反響を呼んだウワサの新商品について、担当者に話を聞いた。

手のひらに(雪の)うんちを乗せたり、会社の前に(雪の)うんちを並べたり、木の枝の先に(雪の)うんちを突き刺したり…。池田工業社のアカウントが、(雪で作った)うんちでキャッキャとはしゃいでいる様子は、大変微笑ましい光景としてTwitterユーザーたちの心をムニュッと掴んだ。

担当者は「企画段階から絶対に面白いと思っていました」と胸を張る。「笑いを取れたらいいなと思って投稿したTwitterで、たくさんの人が喜んでくださったので、私たちも嬉しいです」

奈良県宇陀市に本社を構える池田工業社は、季節玩具や数百円で気軽に買える玩具、昔懐かしい玩具など、ニッチな商材を得意とする。無限うんち製造機は、以前から扱っている砂遊び用の型抜きを応用。担当者は「アヒルやハートの型があるならば、うんちがあってもいいはずだと考えました」と力を込める。

昨年10月に売り出したところ、小売店からの反応は上々で、あっという間に初期ロット分の3000個が完売。7000個を追加販売すると、実際の積雪が後押ししてか、どんどん売れて行ったという。現在は在庫もほぼ尽きたため、市場に出回っているものがなくなれば終売となる見通しだ。

池田工業社のような季節玩具のメーカーにとって、実は冬場は「閑散期」なのだという。担当者は「無限うんち製造機には『寒いけど子供たちに外で笑って遊んでほしい』という願いも込めました」と話している。

子供たちよ、外に出てうんちで遊ぼう。

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