友人らと車旅に出かけ、ストレスを感じたことはありますか？ 人間まおさん（@ageomao）がブログ漫画で連載中の作品『ガソリン代どうする？』では、運転する側の気苦労やガソリン代の割り勘などのエピソードが描かれ、多くの共感の声が寄せられています。
友人と3人で車旅に出かけるとき、主人公のすみれさんはいつも運転担当。道順を調べてプランを考え、宿泊先ではお酒を少なめにして翌日に備えます。一方、友人らは車中で寝たり、二日酔いでプラン変更したりなどマイペース。徐々にモヤモヤがたまるすみれさんですが、「せっかくの旅行だしそれで雰囲気壊す方が気まずくて嫌なんだよな」と我慢していました。
その後、同僚らと車旅をしたすみれさんは、心身ともに負担がかかる運転者への心遣いを目にします。ガソリン代は運転者以外で割り勘してくれた上に、みんなでお礼の品を渡すパターンがあるのだと知り、つい友人らの車旅と比べてしまったのです。
後日、友人の1人はこれまでについて謝罪があり考えを改めてくれたものの、もう1人の友人の発言に驚愕！ 運転者以外で割り勘することに対して「運転した人もそこに行きたくてみんなで行って楽しんだんでしょ？」「友達乗せたらただで行けるってことでしょ？それってずるくない？」と反論される展開に。
「運転手には命を預かる重責…」「お礼なくてもOK」
この友人の持論には多くのコメントが寄せられ、「いるよねこーゆー、運転手と同じだと思ってる人。気遣ってくれた人を乗せた時に感激したのを思い出した」「運転手だけ、人の命を預かるという重責とガソリン代を負担するってデメリットを持つのおかしいだろ。それに車って走ればタイヤとかエンジンバッテリーも消費するぞ」などの意見が。
一方で「一般論を一括りにせず運転手が負担と思うかどうかかな～？俺は運転自体が好きだからお礼無くても全然OK」「これはお互いの気持ちが理解できる。自分は運転する側だがこの反論が出てくる気持ちも十分わかる。この人を責めるつもりはない」と運転者側から擁護する声も寄せられました。
運転する側の大変な思いに反響
日常での人間関係などで感じる「あるある」話が数多く描かれている人間まおさんの作品は、自身や読者からの実体験を元にしたものが多いそう。今回のエピソードについて教えてもらいました。
――旅の様子が具体的に描かれていましたが、こちらも実体験から？
読者さんからの投稿エピソードを元に描きました。
――自身が車旅をする際に、気をつけている事はありますか？
私は乗せてもらうときに、役に立とうと思っても方向音痴すぎてナビを見ててもミスるので、お菓子や飲み物を買って行くようにしています。
――運転する側、しない側どちらの不満も出てきてなるほど！と思いました。作品を描く上で、心がけている事はありますか？
なるべく反対側の考えも入れるようにしていますね。みなさんのコメントがとても参考になります。
――この作品は連載になっていますが、「懲りない夫の話」「とんでもない女に人生を壊された話」などの作品とくらべて反響はいかがですか？
思った以上に反響があり、特に運転者側からの声が多かったです。こういう気遣いって学校で習うものでもないので、性格や環境で差が出てくると思います。コメント欄は普段運転する側の大変な思いと（結構漫画と同じ目にあってる方がいました）、「今まで払ってませんでした。気をつけます」という同乗者の意見交換が行われていて、描いてよかったなと思いました。
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「せっかくの旅行なので、お金のことで嫌な気持ちになりたくないですもんね」と話してくれた人間まおさん。連載作品では、主人公と友人らがお互いの立場を知ることで「これまでの自分を変えてみる」姿も描かれていきます。相手へのちょっとしたお礼の声がけからでも、みんなが気持ちよく過ごせる楽しい旅になるかも！？ 現在『ガソリン代どうする？』はTwitter及びブログにて連載中、もう少しで完結予定です。
人間まおさん
■連載漫画『ガソリン代どうする？』https://ningenmao.blog.jp/archives/cat_352553.html
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