普通のイチゴが「あまおう」のように甘くなる? ミラクルフルーツがラムネになって爆誕

山本 智行 山本 智行

 酸っぱいものを甘く感じさせる不思議な果実「ミラクルフルーツ」を使った世界初のラムネ菓子「あまなーれ」が1日から発売され、話題になっている。商品開発したのは「ミラクリングループ」(大阪市)で言わずと知れたミラクルフルーツのパイオニア的存在。従来、取り組んできた糖質コントロールや健康サポートとしての働きに加え、楽しい味覚実験など、親子のコミュニケーションツールとしても期待しているという。

 ミラクルフルーツは西アフリカ原産。それ自体に味はないものの、酸っぱいものを甘く、甘酸っぱいものはもっと甘くする不思議な果実として知られる。フィリピンでの栽培から流通、加工、販売と一貫して管理し、その第一人者を自負する「ミラクリングループ」ではタブレット化に向け、研究開発を重ね、このほど世界で初めてラムネをつくることに成功した。

 その名も「あまなーれ」と言い、微炭酸のぶどう風味。ラムネにしたことで子どもたちにも親しみやすくなり、これまで以上に可能性が広がった。ミラクリングループの谷川原信会長(50)が言う。

 「ようやく新感覚の不思議なラムネができあがりました。ぶどう風味で食べやすいですし、このミラクルフルーツラムネを口に含んだ後に酸っぱいものを食べると、めっちゃ甘くなるからみなさん、驚いて笑顔になる。味覚実験や自由研究の教材としても使っていただきたいですし、何より親子で楽しんでもらえると、うれしいですね」

 実際、ここに来てミラクルフルーツの認知度が高くなっているのも確か。最近では体験もののユーチューバーにしばしば取り上げられたり、テレビ番組でも活躍しているサイエンスプロデューサーの米村でんじろうさんが実験する際の題材としても使われているほどだ。谷川原さんはこんな提案をする。

 「例えば、レモンとかミカンとかイチゴを用意して、まずはそのまま食べ、その後に、このラムネを2分ほどなめて舌になじませ、再び酸っぱいものを食べると、その違いが分かってもらえます。普通のイチゴがまるで、あまおうのような高級イチゴになるから驚きますよ」

 ラムネの販売先はバラエティショップやスーパー、街の駄菓子屋さんに取り扱ってもらえるように働きかけていきたいとのこと。また、自社のECサイトでの販売も開始しており、これからちょうどクリスマスや正月を迎え、家族で集まる時間が増えることから場を盛り上げるツールとしてもいいかもしれない。

 さらに、同社では今後、関西にあるテーマパークやアミューズメント施設などとコラボ。実験イベントを実施し、集客や商品PRにつなげたい考えだ。その一方で、従来から力を入れてきた美容と健康維持のサポートや糖質コントロールが必要な方への補助食品などとしても愛用してもらい、子どもから大人まで男女問わず幅広い年齢層に訴求して行く。

 「ミラクルフルーツには様々な可能性があります。砂糖や甘味料を使わず、カロリーを減らし、罪なく甘いものが食べられますし、酸っぱすぎたり、規格外だったりするフルーツを捨てないで済むから食品ロスにもつなげられる。しかし、一番は酸っぱいものが甘くなる不思議な体験をしてもらって、驚き、笑顔になってもらうこと。そのために、このラムネをつくりました」

 あまなーれのメーカー希望小売価格540円(税込み)4個入り(4名分)。魔法にかかったような驚きの体験を一度、試してみてはいかがだろうか。問合せ先は06(6766)4317。

e-mail:contact@alele.jp

HP:www.alele.jp

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