ユニバや海遊館だけじゃない、お城の「年間パスポート」があるんです 京都の二条城が「行きつけの城に」どれだけお得?

京都新聞社 京都新聞社

 遊園地や動物園などに入場し放題となる「年間パスポート」。京都市では市民だけ特別に、二条城(中京区)を“行きつけの城”にできるお得な年パスが提供されている。

 市内在住者であれば年間2600円で、日中の城内全域、国宝二の丸御殿、展示収蔵館などに何度でも入れる。一般販売チケットは1300円(入城料と二の丸御殿観覧料の合計)のため、たった2度で元が取れる計算だ。

 市内で桜や紅葉の名所を巡ると入場料や拝観料がかさむが、二条城の年パスを買ってしまえば、広大な庭園で四季の自然をいくらでも観賞できるのがうれしい。歴史や美術が好きな人のみならず、花や動物を撮影するカメラ愛好家の利用もあるという。

 新型コロナウイルス禍前の二条城は外国人を中心に年間200万人以上が訪れる一方、入城者に占める市民の割合はわずか2%台(2017年度調査)だった。そこで市民にも親しんでもらおうと19年に年パスが導入され、延べ約1700人が利用した。元離宮二条城事務所は「年パスで散歩がてら訪れ、桜から新緑、紅葉、冬景色まで四季折々の姿を味わってもらえたら」と呼びかける。

 東大手門券売窓口で住所確認書類を提示すれば購入可能。70歳以上や小中学生は入城無料のため対象外。

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